新潮社は、塩野七生氏の代表作である『ローマ人の物語』シリーズ全15巻を電子書籍化し、日本語版と英語版で販売開始した。
新潮社は4月25日、『ローマ人の物語』シリーズ(著:塩野七生)の電子書籍版の配信を開始した。
同シリーズは、単行本・文庫を合わせて日本国内でシリーズ累計1100万部、海外では台湾・韓国・中国で累計350万部を売り上げた塩野氏の代表作。
今回の電子書籍化に当たり、日本語版はKindleストアでの先行配信を行い、全15巻配信後に他電子書店での順次配信を予定。英語版『THE STORY OF THE ROMAN PEOPLE』(監訳:ロナルド・ドーア)はアメリカ/イギリス/イタリアなど、日本も含めた世界12カ国のKindleストアで配信する。電子書籍版の編成は、単行本と同じく全15巻。内容は文庫版を底本に地図や写真などを含め、文庫版掲載の内容をそのまま楽しめるようになっているという。
なお、第2巻の配信は5月9日予定で、第1巻と同時に予約購入することが可能。第3巻以降も順次配信し、2014年内に完結予定となっている。
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