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» 2014年04月08日 11時05分 UPDATE

日本人の3人に1人が問題を抱える? “もう1つの視力”とは

目だけの問題ではないという“視力”の問題。気づきにくい「脳内視力」が与える悪影響を、「メガネワールド」のオーナーである松本康さんの著書から紹介します。

[新刊JP]
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 PCでの仕事が増え、目を酷使する機会は多くなりました。そして、その眼精疲労によって起こる頭痛や肩こり、慢性的な疲労は現代人の悩みの種になっています。

fhfig1059.jpg 日本人の3人に1人が問題を抱える? “もう1つの視力”とは

 しかし、これは単純に、眼だけに問題があるわけではないというのが、岡山県で25年間、メガネづくりをしてきた「メガネワールド」のオーナーである松本康さんです。

 松本さんによれば、眼科やメガネ店で調べられる普通の「視力」とは別に、「脳内視力」と呼ぶものがあるそうで、これは日本人の3人に1人に問題があると警鐘を鳴らします。では、「脳内視力」とはどのようなものなのでしょうか。

 松本さんの著書『疲れ・頭痛・肩こりが「脳内視力」で治った!』(三笠書房/刊)を参考にご紹介していきます。

「脳内視力」は普段の視力検査では測れない

 「脳内視力」とはメガネづくりをする中で松本さんが見つけた“視力”のこと。

 わたしたちは普通、「左眼から見えているもの」と「右眼から見えているもの」がそれぞれ別々に脳に届き、脳で1つの映像になるように処理されています。ところが、右眼と左眼の視線にズレが生じると脳はそれを必死で調整しようとして、結果的に酷使し、眼の疲れ、頭痛、ひどい肩のこりなどの症状があらわれてしまうのです。

 この脳内視力は、いつもやっている「C」という記号の空き方向を指定する視力検査では判断できず、気づかないまま放置しがちになってしまいます。

「脳内視力」が悪いことによる影響とは

 両眼の視点のズレはなかなか気づけないものですが、実はこんなところにも影響が出てきているのです。

  • 本を読んでいるとき、明らかに縦書きの方が読みやすい
  • 本を読んでいるとき、明らかに横書きの方が速く読める
  • 物や景色の「遠近感・立体感・距離感」がつかみにくくなる

 最後の「遠近感」は特にスポーツに悪影響を及ぼします。バッティングセンターで球を打とうとしたときに、ボールがどの位置にあるのか把握できにくく、結果的に早く振ってしまったりすることも……。

 これらの原因は、小さなころからの生活習慣にあると松本さんは指摘します。例えば、頬杖をついて勉強をしていると、どうしても顔が傾き、左右の眼の高さが変わってしまいます。本来悩まなくてもいいところに悩んでしまうきっかけになるのです。

脳内視力の改善はメガネで可能

 では、脳内視力を改善するためにはどうすればいいのでしょうか。

 本書には脳内視力のズレを抑えるトレーニング方法が4つ紹介されていますが、著者の松本さんによれば、根本的な矯正はメガネが効果的だと言います。本書には矯正の体験談も掲載されており、これまで不得手にしていた球技を克服できたり、夜間の運転に恐怖を感じなくなったなどの声が寄せられています。

 疲れや肩こりなどがひどく、さらに遠近感がつかみにくい……などの自覚症状がある人は、参考にしてみるといいでしょう。

 松本さんによれば、「左右の眼から入る情報」を脳が補正することの難しさは脳科学者も指摘しているそうです。

 本書には自分の脳内視力がうまくいっているかどうか、簡単に知ることができる測定キットがついています。まずは自分の眼の状態を知り、その上で対策を練ることで、眼の疲労やそこからくる頭痛・肩こりなどの改善につながるかもしれませんよ。

(新刊JP編集部)

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