Kindle Paperwhiteの次モデル、柔軟性のある新ディスプレイ技術を利用

Kindle PaperwhiteまたはKindle DXの後継モデルはE Ink Mobiusを採用するとAmazon社内の情報ソース。

» 2014年03月10日 14時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
Good E-Reader

 Amazon社内の情報ソースがGood e-Readerに対し、今後登場するKindle Paperwhiteは従来のモデルよりも軽く、高解像度で、柔軟性のある新ディスプレイ技術を使用すると明かした。

 新しいKindle Paperwhiteは「Mobius」と呼ばれるE Inkとソニーが開発したディスプレイ技術を利用することになる。Mobiusは、軽量で頑丈な製品の開発が可能となるTFT技術を利用しており、同等のガラスベースのTFTと比較して半分以下の重量しかない。これは、より大きな表示領域を必要とするモバイル製品にとって特に重要だ。

 商業的に目のあるMobius採用製品としては、ソニーの13.3インチ電子ペーパーが挙げられる。筆者が初めてこのデバイスに触れたとき、これまでの電子書籍リーダーの歴史の中でも最軽量のデバイスだと感じた。13.3インチの画面を持つこのデバイスを目にすると、9.7インチのKindle DXよりかなり重いだろうと思うかもしれないが、実際には、Kindle DXの18.9オンス(約536グラム)と比較して、12.6オンス(約357グラム)しかない。

 E Ink Mobius電子ペーパーは、顧客の特定要件に対して切り詰められているかもしれないが、それでも長いバッテリーライフ・軽量性・高解像度を維持している。新たなKindle Paperwhiteはソニーの13.3インチ電子ペーパーの主な利点をすべてを持ち合わせつつ、小型軽量の6インチディスプレイになることを保証するだろう。

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