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» 2014年03月03日 12時58分 UPDATE

出版業界ニュースフラッシュ 2014年2月第4週

出版業界で先週起こった出来事をまとめてお届けする週刊連載。2014年2月最後の週は、大阪屋にKADOKAWAが出資することなどが明らかとなりました。

[新文化通信社]
新文化通信社

大阪屋、新社長に大竹深夫氏(講談社) KADOKAWAも出資へ

 2月28日、大阪市西区の本社で臨時株主総会を行い、大手出版社の幹部5氏を取締役および監査役に招聘する役員人事を承認した。

 大竹氏が第9代社長に就いたほか、早川三雄氏(小学館社長室顧問)が取締役相談役に、山岸博氏(同常務)と東田英樹氏(集英社専務)が社外取締役に、森武文氏(講談社専務)が監査役に就いた。

 また、KADOKAWAが大阪屋に出資することが当日、初めて明らかになった。現在、出資企業は講談社、小学館、集英社、大日本印刷、楽天、KADOKAWAの計6社。

 大阪屋の取締役会とは別に、出資企業の代表が出席する再生委員会で財務・事業計画を協議していく。その下部組織として実務者委員会を立ち上げ、諸問題を協議したうえ、再生委員会に答申していく。

明屋書店、セブン−イレブン併設店舗をオープン

 3月1日、明屋書店石井店(愛媛・松山市)に併設するかたちでセブン−イレブンがオープン。新業態の1号店として、相乗効果による集客力向上や滞在時間延長を目指す。セブン−イレブンジャパンにとっても、本格的な書籍チェーン店への併設出店は初めてという。

 店舗面積は明屋書店が220坪、セブン−イレブンは45坪。入口はそれぞれ設けているが、店舗内の出入り口から行き来もできる。共有のイートインスペースを設け、コミックの試し読み機「ためほんくん」や検索機も設置する。愛媛県松山市北井門2-20-32、明屋書店の営業時間は午前10時〜午後10時。

tnfignf2.jpg イートインコーナーの入口
tnfignf3.jpg イートインコーナーの外観

デアゴスティーニ・ジャパン、ロボットの分冊百科を創刊

 2月25日、全70号の週刊『ロビ』を創刊した。これは2013年にも刊行され、第1号が10万部を突破した人気商品。毎号付属されるパーツを組み立てると、動作し会話を楽しめるロボット「ロビ」が完成する。創刊号は特別価格790円(税込み)、以降は1895円(税別)。

 2月28日には都内で創刊記念イベントを開き、デザイン・設計を手がけたロボットクリエイター・高橋智隆氏のほか、俳優の高橋英樹さんと真麻さん親子が登場。実際に「ロビ」と暮らしたという英樹さんは「娘の代わりに声をかける度、返事をしてくれるのが嬉しい。かわいくてたまらない」とメロメロだった。

高橋英樹さん、真麻さん、高橋智隆氏(左から) 高橋英樹さん、真麻さん、高橋智隆氏(左から)

米国「PLAYBOY」創刊号を復刊、日販が国内流通

 米国Playboy ennterprises社が雑誌『PLAYBOY』の創刊60周年を記念して、創刊号の復刻版を4万部発行し、世界各国に流通する。日本では、書籍・雑誌などの輸入販売を手がける日販の関連会社、(株)DIPが「数千部」を仕入れ、3月下旬から4月上旬にかけて書店に流通する。A4判変型、本体予価1500円。

 1953年、音楽や文学、芸術などを楽しむメンズマガジンとして創刊された同誌。当時はまだ無名だったノーマ・ジーン(のちのマリリン・モンロー)のグラビアも大きな話題になった。

出版物貸与権管理センター、「児童書レンタル実験」の結果を公表

 このほど、2013年4月から9月までTSUTAYAの19店舗で行った「児童書レンタル実験」の結果を公表。出版社11社の計128タイトルで行った。

 期間中のレンタル導入店における児童書「販売」売り上げは、実験前の同期間比で4.9%減。ただし、非導入店は同8.4%減。レンタルの導入で売上げの減少を抑えられた。実験対象タイトルの「販売」売り上げに限ると、導入店は同27.1%増、非導入店は同17.6%減。1店舗の1タイトルあたりのレンタル回数は1.4回、月平均売上げは4732円。レンタル利用者の総数は2171人だった。

 参加出版社は偕成社、金の星社、講談社、小峰書店、集英社、小学館、童心社、白泉社、ひかりのくに、ひさかたチャイルド、ほるぷ出版。

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