Koboのグローバルコンテンツ売り上げ、急速に成長

グローバルで大きな成長を続けるKobo。新たなCEOとなった相木孝仁氏がKoboをどのような方向に導いていくかも注目されている。

» 2014年02月26日 13時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Koboは同社の電子書籍リーダーと電子書籍エコシステムとともにグローバルで大きな成長を遂げている。楽天の子会社であるKoboの2013年第4四半期の売り上げは前年比44%の成長を見せ、オンラインの顧客ベースも2012年の1200万人から1800万人へと劇的に増大した。

 Koboが採用するグローバル戦略はより多くの国々でより多くのユーザーが同サービスから電子書籍を購入するにつれて成功しつつある。カナダに拠点を構える同社のサービスは190カ国で利用でき、ライブラリーには500万タイトルをリストしている。

 楽天が2011年にKoboを買収した際、経営陣の変更に関する不吉な予兆があった。これは西欧人をCEOあるいは経営層には迎えない日本文化によるところが大きい。数週間前、マイケル・サービニス氏はKoboのCEOを退任し、相木孝仁氏がその職を引き継いだ。

 相木氏は基本的にはターンアラウンドのスペシャリストで、企業の収入源増大を担当している。Koboの最近の有価証券報告書によると、相木氏はフュージョン・コミュニケーションズ株式会社の代表取締役社長を務めていた。相木氏はフュージョン・コミュニケーションズ株式会社を再生させ、同社は数年後に1200万ドルの売り上げを残すまでになった。Koboは収益を上げている企業だが、中国・ロシア・米国など主要市場でのチャンスを逃している。

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