電子出版で町おこし――「らんこし作家デビュー・プロジェクト」完了

世帯1%の住民が本を出版して町おこしを目指す「らんこし作家デビュー・プロジェクト〜本出版で町おこし〜」が完了。2337世帯から38冊の本が完成した。

» 2014年02月24日 12時00分 公開
[渡辺まりか,eBook USER]
表紙の一部 プロジェクトで出版された本の一部

 蘭越町は2月21日、本出版で町おこしを目指す「らんこし作家デビュー・プロジェクト〜本出版で町おこし〜」において、38冊の本が完成し、出版記念会を開催すると発表した。

 同プロジェクトは、行政に頼らずに町おこしをするため、蘭越町の全2337世帯(2013年1月末)から1%(24人)以上が本を出版する、というもの。住民が執筆・出版・配信をして、町のPRに貢献し、住民の自己実現、交流促進、地域資源の再認識につなげることを目的にした。

 参加した住民は10代から80代で、写真集、エッセイ、紀行、絵本などを執筆。完成した38冊は、3月1日から電子書籍としてパブーの蘭越町アカウントで無料配信されるほか、最低2冊ずつ製本し、1冊は著者に引き渡し、もう1冊は町内の花一会図書館に寄贈する。

 これに伴い出版記念会が3月1日 午後5時から蘭越町民センターで行われ、その様子はUSTREAMで配信される。

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