Koboが考えるエントリーモデルとして最適な「Kobo Arc 7」

2月12日に発表された、Koboの新端末「Kobo Arc 7」。その発表会とタッチ&トライの様子をリポートする。

» 2014年02月12日 19時32分 公開
[渡辺まりか,eBook USER]

 速報でお伝えしたように、楽天の子会社Koboは2月12日、記者説明会を開き、新端末の発表およびタッチ&トライを実施した。

田中はる奈氏 楽天ブックス事業 副事業長・田中はる奈氏

 説明会では、楽天ブックス事業 副事業長・田中はる奈氏が、販売額の月間平均成長率が30%を達成しており、2014年1月は昨年同時期に比べ6倍以上になっていること、2013年にタブレット端末、2014年1月に楽天Kobo デスクトップアプリのビューワ機能追加発表に伴い、ユーザー数が前年比3倍の成長率を見ていること、扱うタイトル数が20万点を越えたことなど、Koboの好調ぶりを説明した。


スライド「総括」 好調なコンテンツ販売
土屋隆行氏 eBookサービス開発グループ・土屋隆行氏

 新モデル「Kobo Arc 7」のコンセプト説明はeBookサービス開発グループ・土屋隆行氏が担当。2013年12月に出荷開始された上位機種「Kobo Arc 7HD」に比べると気軽さがという点で異なっており、「だれでも気軽に使え、ずっと使える」エントリーモデルの位置づけだと説明。Kobo gloなどの電子書籍端末、スマートフォン向けアプリ、WindowsやMacで購入・閲覧できるデスクトップアプリ、そしてKobo Arc 7などのタブレット端末を提供することで、あらゆるプラットフォームで自由に読書を楽しめるサービスになったと強調した。


スライド「タプレっと新機種」 Kobo Arc 7説明

 続けて行われた質疑応答では、田中氏が登場。Kobo Arc 7HDはエンターテイメント性を重視し、きれいな画面で動画などを閲覧したいというユーザー向けなのに対し、Kobo Arc 7はファミリーユースのエントリーモデルで、楽天市場のメインユーザーである主婦層に購入されるのではないかと説明。

 「楽天市場への導入口、ということであれば、もっと低価格で販売しても良かったのでは?」という質問に対しては、「社内でもいろいろ議論して、競合端末と比較した結果、まずはこの価格での販売になった。なので、今後、価格がこのまま、ということではないと思う」と回答した。

 説明会終了後、タッチ&トライコーナーで自由に端末に触ることができたので、写真や動画で紹介したい。

左:Kobo Arc 7ディスプレイ面、右:Kobo Arc 7背面
左:端末右上の電源スイッチ。スライドさせる、右:端末左上のmicroSDカードスロット。最大32Gバイトに対応
左:端末左側面に設けられた端子類、右:端末右側面上部には音量調整ボタン
左:ホームには使用頻度の高いGmail、Facebook、Playストアアプリが並ぶ、右:書籍閲覧中の詳細設定は、画面中央をタップして表示される右下の丸いアイコンから呼び出す

ウィジェットの表示されるホーム画面との切り替えは、スワイプ、もしくはホームボタンのタップで行える

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