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» 2014年02月10日 16時00分 UPDATE

出版業界ニュースフラッシュ 2014年2月第1週

出版業界で先週起こった出来事をまとめてお届けする週刊連載。2014年2月第1週は、佐村河内氏の著書を出版各社が自主回収する動きが話題となりました。

[新文化通信社]
新文化通信社

出版物への軽減税率適用に向け、出版5団体が連名でポスター製作

5団体が製作したポスター 5団体が製作したポスター

 ポスターは書協、雑協、取協、日書連、出版文化産業振興財団(JPIC)の連名で製作された。2月10日から全国の書店約1万店に配布する。

 ポスターの文面は「世界には、消費税20%でも本を非課税にしている国があります。(中略)例えば、イギリスでは、消費税の標準税率が20%にもかかわらず、書籍へは一切課税されません。出版物は、民主主義の発展・維持に不可欠な公共財。(中略)消費税増税。本当に一律増税でいいのでしょうか?」などと記され、出版物の公益性をアピールしている。

佐村河内氏の著書、出版各社が自主回収

 全聾の作曲家として知られる佐村河内守氏が、別人に作曲を依頼していた問題で、同氏の著書や関連作品を発行する出版社が対応に追われている。

 2月5日、講談社は同氏著『交響曲第一番』(発行1万6500部)を絶版・回収。NHK出版は『魂の旋律 佐村河内守』(同7000部)の販売を停止し、返品を呼びかけている。また幻冬舎は2月6日、『交響曲第一番』の文庫版の販売を停止。世界文化社も、同氏が手がけたとされる楽曲を収録したCD付「家庭画報」3月号の出荷を取りやめた。

 一方、新潮社が配信する電子書籍「『全聾の天才作曲家』佐村河内守は本物か」は、2月6日午前0時にアマゾンKindleストアで1位となり、2月7日午後2時時点でもトップに。これはクラシック音楽家の野口剛夫氏が、佐村河内氏の楽曲の芸術性などに疑問を呈した論考。昨年の「新潮45」11月号に掲載され、今年1月22日に電子版を配信していた。

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