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» 2014年01月30日 12時40分 UPDATE

「頭寒足熱」の「足」ってどこのこと?

冷やしてはいけないといわれるふくらはぎ。ではふくらはぎを冷やすとどのような問題が起こるのでしょうか。せき接骨院院長の関博和さんの著書『病気になりたくなければふくらはぎを温めなさい』から紹介します。

[新刊JP]
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 「頭寒足熱」という言葉があるように、健康のためには「足を温めて頭を冷やす」ことがいいとされています。

fhfig894.jpg 「頭寒足熱」の「足」ってどこのこと?

 でも、頭を冷やすのはいいとして、温めるべき「足」が下半身全体を指すのか、膝から下のことのなのか、それとも足の裏のことなのかよく分からないという人は多いはずです。

 この疑問にすっきりと答えてくれるのが、せき接骨院院長の関博和さん。関さんは、温めるべきは「ふくらはぎ」だとして、著書『病気になりたくなければふくらはぎを温めなさい』(講談社/刊)の中で、その理由やふくらはぎをあたためることの効能、ふくらはぎが冷えることで起こる問題を解説しています。


ふくらはぎが冷えると足がむくむ

 ふくらはぎは、全身の血流において「下半身の血を心臓に戻すポンプ」という大きな役割を持っています。このふくらはぎを冷やしてしまうと血管が収縮し、ポンプとしての働きが弱くなってしまうのです。結果、血液が心臓にもどりにくくなり、下半身に滞って、むくみの原因となってしまいます。

 また、冷えたふくらはぎはそこを通る血液も冷やしてしまいます。その血液は心臓に戻るまでめぐる各臓器も冷やしてしまうので、全身の冷えにもつながるのです。

高血圧、動脈硬化、心筋梗塞……ふくらはぎの冷えは万病のもと

 ふくらはぎの冷えが血管を収縮させることは前述の通りですが、そうなると血液が流れる時に抵抗が生じて、血圧が高くなることも見逃せません。

 関さんによると、ふくらはぎが冷えている人は高血圧になりやすく、動脈硬化や心筋梗塞などの循環器系の疾患を起こしやすいと言います。

 それだけではありません。冷えたことで血流のポンプ機能が低下したふくらはぎは、下半身の血液を心臓に戻す力が弱まります。すると、心臓が余分にがんばって下から上に血液を引っ張りあげるしかなくなってしまうのです。こうなると当然心臓に負担がかかり、心疾患のリスクが高まってしまいます。

 ふくらはぎの冷えはあらゆる病気とつながっているのです。

肩こり、腰痛、体の痛みにも密接にかかわるふくらはぎ

 肩こりや腰痛などの体の痛みにも、ふくらはぎは密接にかかわっています。

 ふくらはぎが冷えて固くなることでまっさきに影響をうけるのが「足首」。ふくらはぎの冷えは足首の動きを悪くしてしまいます。すると、立っている時の体の重心は後にずれ、バランスを取ろうとする肩や腰の筋肉を緊張させてしまうのです。

 今回はふくらはぎが冷えることで起こる問題について取り上げましたが、こまめにこの箇所を温めることで、これらの問題を解決することができます。

 本書には、健康管理士一般指導員、介護予防運動指導員、姿勢教育指導士として、30年間で30万人もの診察をしてきた関さんならではの健康メソッドが詳しく明かされていますので、冷え性や体調不良に悩む方はぜひ参考にして、自分の体にとってプラスになるよう活用してみてください。

(新刊JP編集部)

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