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» 2014年01月23日 13時00分 UPDATE

あの有名人が、自分の壁を越えて、劇的に人生を変えるきっかけとなった本とは

今注目のアーティストが紹介したことでも話題となった「メンタリズム」。わたしたちでも使えるを心理テクニックを書籍『メンタリズムの罠』から紹介します。

[新刊JP]
新刊JP

 フジテレビ系アニメ『ワンピース』の主題歌「HANDS UP!」で、2013年の「輝く! 日本レコード大賞最優秀新人賞」に輝いた、今注目のアーティスト新里宏太さん。彼が受賞後のインタビューの中で、「この本を読んで、自分の殻を破ることができました」と語ったニュースが流れたことで、各ネット書店のランキングで1位を獲得し、話題となっている本が『メンタリズムの罠』(扶桑社/刊)です。

fhfig879.jpg あの有名人が、自分の壁を越えて、劇的に人生を変えるきっかけとなった本とは

 この本は「メンタリズム」で一躍有名になったDaiGoさんが、イギリスのメンタリスト、ダレン・ブラウンさんの著作を翻訳したもの。これまで超能力だとされてきたパフォーマンスに、心理学などの科学的な視点を持ち込んだ先駆者として知られるブラウンさんがパフォーマンスで利用する心理テクニックが、本書の中では惜しげもなく披露されています。

 注目すべきは、これらのテクニックは実はわたしたちも使うことができる点。

 本書には、個人的な変化のためのツールとして役立つ「自信と、人に与える影響」「混乱と自己防衛」など、日常の中で使うことができる心理テクニックが取り上げられています。

怖いお兄さんに絡まれたらどう切り抜けるか

 交番や助けてくれる人がいない状況で「怖いお兄さんたち」に絡まれる、というのは想像もしたくないような最悪の事態です。

 こんな時、ほとんどの人は金品の要求や単なる言い掛かりであったりする相手の物言いにまともに応対してしまいます。しかし、経験したことのある人なら分かるはずですが、このやり方では会話が相手のペースになってしまい、どんどん事態が悪い方向に進んでしまいます。結果としてお金を取られたり、暴行を受けたりということに。

 ダレンさんも実際にこんな場面に出くわしたことがあると言います。

 道を歩いていると、大声で言い争う男女が向こうからやってきたため、避けようとしたダレンさんでしたが、「てめー何見てんだよ!」と男の方に絡まれてしまいます。このままではさらにいちゃもんをつけられて、さらには殴られてしまうかもしれない。そう考えた彼でしたが、結果的には暴行を受けることもお金を取られることもなくその場を切り抜けることができました。

 いったいダレンさんは何をしたのでしょうか?

恐喝や言い掛かりにまともに返答するのはNG

 ダレンさんはリラックスした親しみやすい口調でこう答えました。

 「わたしの家の塀は、120センチもないんだ」

 すると、相手の男は一瞬止まって「何だって?」と聞き返したそうです。ダレンさんはもう一度「わたしの家の塀は120センチもないんだ。でも、わたしはスペインに少し住んでいたことがあって、きみもあそこの塀を見てみるべきだよ――巨大で、これくらいあるんだ!」さらに「でもここではさらに低いんだ。これを見てよ!」と道の脇にあった花壇の、レンガを三段積んだだけの塀を指すと、相手は戦意を失って「くそぉぉぉぉ……」といったままその場に崩れ落ちたと言います。

相手を混乱させ主導権を握る

 絡んできた男に何が起こったか? そう、彼は混乱してしまったのです。

 「てめー何見てんだよ!」という自分の問いかけに対して、場にそぐわないフレンドリーな雰囲気で完全に文脈と外れたことを返されたことで、彼はまずその返事を理解しなければなりませんでした。

 そして、「何だって?」と聞き返しても、その混乱を解決してくれるような言葉は出てきません。結果的に彼は心のバランスを崩して混乱し、会話の主導権を失ってしまったのです。ダレンさんは「想定外の事態に人は混乱してしまう」という心の性質を利用したといえます。

 すべてのケースでこのやり方が通用するかは分かりませんが、それでもやってみる価値はあるはず。少なくとも、相手の言葉を聞いてそれに答えるという会話では、状況を打開することはできません。

 今回紹介したもののほかにもさまざまな心理テクニックが掲載されていますので、知的好奇心を満たすとともに実用的な使い道を考えてみるのも楽しいかもしれません。

(新刊JP編集部)

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