円城塔、『Self−Reference ENGINE』で米文学賞にノミネート

米国のSF文学賞、フィリップ・K・ディック賞に円城塔さんの『Self−Reference ENGINE』がノミネートされた。

» 2014年01月16日 17時26分 公開
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 芥川賞作家・円城塔さんの『Self−Reference ENGINE』が米国の文学賞、フィリップ・K・ディック賞にノミネートされたことを版元の早川書房が発表した。

 フィリップ・K・ディック賞は米国のSF作家フィリップ・K・ディックにちなんで創設されたSFの文学賞。前年に米国でペーパーバックとして刊行されたSF小説の中から受賞作品が選ばれる。

 円城さんは2012年、『道化師の蝶』で第146回芥川龍之介賞を受賞。今回ノミネートされた『Self-Reference ENGINE』(英語版)は円城さんの処女作に当たる。同賞は2011年に、円城さんと親交が深かった故・伊藤計劃さんの『ハーモニー』に特別賞を与えたことでも話題となった。

 受賞作品の発表は4月18日(現地時間)。

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