紀伊國屋書店加古川店に「車椅子社長 春山 満ギャラリー」6店舗目オープン

車椅子生活特有の不快感を取り除くグッズを、実際に“見て、触れて、体感できる”紀伊國屋書店「車椅子社長 春山 満ギャラリー」6店舗目が加古川にオープンした。

[渡辺まりか，eBook USER]

　ハンディネットワークインターナショナル（HNI）は12月24日、紀伊國屋書店と提携して、「車椅子社長 春山 満ギャラリー」の6店舗目を加古川店にオープンした。これまでギャラリーをオープンしてきたのは、関西では本町店、川西店、西神店、北陸では福井店の5店舗。

　同社社長・春山満氏は24歳より進行性筋ジストロフィーを発症。車椅子生活特有の、座り続けることによるお尻の痛みや床ずれ、腰痛、また不眠といった問題を解消すべく、商品を開発しており、中高年層を中心に支持されている。しかし、テレビショッピングなど通信販売のみの取扱いのため、ユーザーが購入前に使い心地などを体感できないという課題があった。

　それら商品を体感できるのが紀伊國屋書店の同ギャラリーで、超高齢化社会を見据えた取り組みを模索していた紀伊國屋書店が、体の不自由な人の生活を向上させる商品を開発してきたHNIの理念に賛同したことからギャラリーオープンが実現し、このように展開するに至ったという。