ニュース
» 2013年12月17日 11時31分 UPDATE

あなたもきっと坂本に恋をする:クーレスト高校生が送る新感覚スタイリッシュスクールライフストーリー 『坂本ですが?』第2巻

『このマンガがすごい!2014』オトコ編第2位に輝いたスタイリッシュマンガ『坂本ですが?』を紹介。

[ラノコミどっとこむ]
ラノコミ.com

 有史以前から現代に至るまで、世界において活躍してきた数多くのイケメンたち、この男の登場によって、自らのアイデンティティを根本的に覆されるだろう。

fhfig804-2.jpg 坂本ですが?

 ある人は言う。「多分、彼、新人類だと思う」。また、ある人は言う。「彼、人間じゃないと思う」。さらに、ある人は言う。「我々一般市民がヒト科の人間ならば、彼はスタイリッシュ科の坂本様に在らせられる

 そしてきっと彼は、これらの疑問に対し、スタイリッシュにこう答えるのだろう。「いいえ、私は坂本ですが?」と。

 こんな風に、多くの人は、この作品をはじめて読んだときの衝撃がいまだに忘れられないのではないだろうか。「このマンガがすごい!2014(宝島社)」オトコ編第2位に輝いた、話題のスタイリッシュマンガ、『坂本ですが?』(ビームコミックス)。今回は、最新刊である抱腹絶倒の第2巻をご紹介しよう。

 県立学文高校1年2組。ここに入学早々、学校中の注目を集める生徒がいた。彼の名は坂本。華麗な足さばきで遅刻を回避し、スマートなランチタイムを過ごし、日直さえもスタイリッシュに決める。

 その行動はすべてがクール、いやクーレスト。見る者すべてを魅了する坂本の斬新な学園生活を描いた本作は、第2巻でもスタイリッシュさの加速が止まらない。その証拠に今回のお話は、こんな衝撃の文章で幕を開ける。

僕のお母さんは
坂本君に 恋してる

 ことの始まりは2週間前、中間試験のテスト返却日にさかのぼる。全科目満点、保健体育に至っては120点をたたきだす、性に関する知識がティーンエイジャーの域を超えている驚異の高校生、坂本。そんな彼とは打って変わって、クラスメートの久保田の成績は悲惨な様子。

 なんとか留年を免れようと必死になった久保田は、坂本に家庭教師になってくれと頼み、さっそく自宅へと招く。しかし、これがすべての悲劇の始まりだった。

 正直、家に行く時点で、これから先に起こるであろう展開を予想できなかったわけではない。何しろ坂本は、クラスの女子も男子も教師も食堂のおばちゃんさえもとりこにする男である。

 そんな男が、日々の生活の潤いを韓流スターに求める、冴えないマダムに好かれないはずがないのだ。かくして、恋する乙女化してしまった久保田母と坂本の間に、昼ドラ顔負けの攻防戦が繰り広げられるのだが……。

 今回もスタイリッシュな坂本の行動の一挙一動に注目だ。

 ……と、ここまであらすじをご紹介してきたが、正直な話、わたしの書いたあらすじなど読まなくていい。そんな暇があったら、とにかくコミックスそのものを読んでほしい。

 何しろこの作品、考えるな、感じろ。を地で行くマンガである。何も考えずにページを読み進めていけば、あら不思議。気づいたときにはもう貴方も『坂本ですが?』の虜になっているのだ。

 通常の感覚では、これはねえよ! と思ってしまうような、どれだけぶっ飛んだ設定でも、いや待てよ…… だって坂本だしな。十分有り得るな。むしろキャー坂本君、素敵! 抱いて! となってしまうに違いない。

 たとえ世界があした滅びようとも、そこに坂本がいるのであれば、あ、なんとなく助かるかも、ひょっとして彼、救世主なんじゃないの、メシアなんじゃないのと希望に満ち溢れてくる。

 それはきっと坂本に恋してしまったマダム、久保田母も同じなのだろう。恋の奴隷となり、ハンターと化した女、久保田母。彼女の動き方はどう考えても奇行種である。一般人なら確実に捕食されているレベルである。

 正直、近年に見た、どのホラームービーよりも怖かったので、心臓の弱い方には注意が必要だ。いったい肉襦袢を纏ったその豊満な熟女ボディの、どこに、そんなスピードが隠されていたのだろうか。彼女の中に眠っていたままの才能が、坂本という存在に出会ったことによって開花してしまったのだろうか。あるいは、ただの発情期か。

 もちろん熟女の身体の神秘に迫るつもりなど毛頭ないので、安心してほしい。ハッキリ言って、そんなことは正直どうでもいい。どうでもいいのだが、しかし、そこは坂本。きちんと筋を通す彼は、今回も無駄のない動きでクールに目標を駆逐し、小さな恋の物語にきれいな終止符を打つ。

 どこまでいってもスタイリッシュな坂本の行動には、これからも目が離せない。

Copyright© 2015 OTOBANK Inc. All Rights Reserved.

コンテンツパートナー

新刊JP
ラノコミ.com
hon.jp
新文化通信社
Good E-Reader Blog
ぶくまる