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» 2013年12月11日 11時59分 UPDATE

2013年、文字ものの動向をチェック:文藝春秋の電子書籍販売数ランキング、上位は「半沢直樹」原作が独占

文藝春秋が文字もの作品の動向が分かる「2013年度 文藝春秋電子書籍売上ベスト10」を発表。ドラマ原作のほか、単行本からの電子化作品の健闘が目立っている。

[eBook USER]

 文藝春秋は、自社の配信する電子書籍の販売数ランキング「2013年度 文藝春秋電子書籍売上ベスト10」を発表した。

 コミックスやライトノベルを発行していない文藝春秋のランキングは、小説など文字ものの電子書籍に絞った動向が見えるものとなっている。その上位を占めたのは人気ドラマ「半沢直樹」の原作本だ。同社電子書籍全体の売上は昨年同期の約6倍になっており、電子書籍としての市場が確実に広がっていることがうかがえる。

●「2013年度 文藝春秋電子書籍売上ベスト10」
順位 作品名(著者)
1 『オレたちバブル入行組』(池井戸潤)
2 『オレたち花のバブル組』(池井戸潤)
3 『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)
4 『シャイロックの子供たち』(池井戸潤)
5 『64(ロクヨン)』(横山秀夫)
6 『その日の前に』(重松清)
7 『旅行者の朝食』(米原万里)
8 『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん)
9 『聞く力 心をひらく35のヒント』(阿川佐和子)
10 『死神の精度』(伊坂幸太郎)

 1、2位が『半沢直樹』の原作にあたる作品。池井戸潤氏の作品は4位にもランクイン。他社を含めて初の電子作品が、ドラマをきっかけに読まれた様子が見える。特に『オレたちバブル入行組』はすでに7万ダウンロードを記録。年内には8万ダウンロードに届く勢いだ。

 3位の『竜馬がゆく』は司馬遼太郎氏の長編作品では初の電子化。5位の『64(ロクヨン)』をはじめ、10位以降にも単行本からの電子化作品や単行本どの同時発売作品がよく動いている。一方で7位にランクインした『旅行者の朝食』は電子書籍で初登場した作品だ。

Photo 1位『オレたちバブル入行組』、3位『竜馬がゆく』

 同社電子書籍制作室では「来年は、未電子化の作家の方の電子化、紙と電子の同時発売を増やすことなどを柱に、さらなる売上増を目標にしていきます」とコメントしている。

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