サンマーク出版は、Amazon.co.jpで販売している11月の電子書籍ダウンロード数が、同月の紙の書籍販売部数を上回ったと発表。ベストセラータイトルの素早い電子書籍化などが要因となった。
サンマーク出版は12月5日、Kindleストアで11月の電子書籍ダウンロード数が、同月の紙の書籍販売部数を上回ったと発表した。
同社ではAmazonがKindleストアを日本向けにオープンして以降、現在までに260タイトルを販売しているが、11月にKindle本の月間ダウンロード数が、紙の書籍の月間販売部数に比べて1.4倍に達したという。
主な要因としては、片づけブームを起こしミリオンセラーとなった『人生がときめく片づけの魔法』や、京セラ創業者でJALをV字回復させた稲盛和夫氏の『生き方』をはじめ、紙の書籍でベストセラーとなったタイトルを素早く電子書籍化したこと。また、『たった1日でチームを大変革する会議』『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』『人生の扉をひらく「万能の鍵」』など電子書籍向きの既刊本を掘り起こしたほか、積極的にプライスプロモーションに参加したことが考えられるという。
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