エニグモ、翻訳&販売プラットフォーム「BUYMA Books」をプレオープン翻訳業務をクラウドソーシングで

クラウドソーシングを活用してコンテンツを翻訳、電子書籍として配信できる「BUYMA Books」。

» 2013年12月05日 16時00分 公開
[西尾泰三,eBook USER]

 エニグモは12月4日、クラウドソーシングを活用してコンテンツを翻訳、電子書籍として配信できる「BUYMA Books(バイマブックス)」をプレオープンした。グランドオープンは2014年3月を予定している。

 同サービスは、コンテンツを持つ著者・出版社(配信会員)がその翻訳業務をサービスの登録会員(翻訳会員)に委託、翻訳されたコンテンツを日本国内や海外に電子書籍として配信できるもの。クラウドソーシングと販売プラットフォームを兼ねたサービスといえる。

サービス概要

 配信会員の委託を受け翻訳会員が翻訳したコンテンツはBUYMA Booksが契約するネイティブによる検査の後、配信会員が最終的なチェックを行い、納品となる(翻訳成果物の著作権は翻訳会員が翻訳成果物を納品した時点で配信会員に移転)。

 なお、配信会員は翻訳者の決定と翻訳成果物のチェックをBUYMA Booksに委託することもできるが、この場合にBUYMA Booksが行うのは翻訳漏れ、誤字脱字、誤訳の有無の確認で、翻訳の正確性/品質は翻訳会員が責任を負うとしている。また、配信会員も同サービスでのコンテンツ配信を実現するための翻訳、翻案、要約、変形、複製、公衆送信などの権利を保有または権利者からの許諾を受けていることが前提となる。

 サービスの利用に掛かる初期コストは不要で、売上の35%が配信会員に、残りが翻訳者(10〜20%)とBUYMA Booksの手数料となる。翻訳業務の対価はそのコンテンツが購入された場合に受け取ることができる。

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