米Amazon、Kindleの販売代理店制度「Amazon Source」を発表6カ月返品OK

中小書店向けの販売代理店制度。販売した端末から書籍が購入されると書店にもレベニューシェアするモデル。

» 2013年11月08日 17時50分 公開
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Amazon Source 米Amazon.comサイトより

 米Amazon.comは11月6日(現地時間)、電子書籍端末「Kindle」シリーズを書店店頭でも販売するため、中小書店向けの販売代理店制度「Amazon Source」を発表した。

 Amazon Sourceは、同社が昨年英国の大手書店チェーンWaterstonesと行なった共同実験を基に設計された販売制度で、書店側は販売したKindle端末で購入された電子書籍代金の10%をもらえるという仕組み。さらに資金繰りの苦しい書店経営を配慮して、Kindle本体の6カ月返品にも応じるとのこと。

 Kindleシリーズはここ数年、大手量販チェーンのWalmartやTargetによる商品撤去などもあって、実店舗での販売網確立に苦労しており、Barnes & Noblesや楽天グループの加Koboなどに遅れをとっていた。

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