欧州圏で問題となっている電子書籍への付加価値税が0%になるかもしれない。欧州委員会で今週投票だ。
英金融ニュースサイト「This is Money」によると、欧州委員会(EC)は今週にも、2年前から欧州圏で問題となっている電子書籍への付加価値税(VAT、日本でいう消費税)を解決するため、税率を「0%」に引き下げるかどうか投票を行なうとのこと。
EU加盟国では原則として、紙書籍の付加価値税は平均5.5%前後と低いが、電子書籍は欧州委員会(EC)の取り決めにより「文化財」とみなされないため、付加価値税は20%前後と高い。しかし、フランス/ルクセンブルクの2国はこれを不服としてそれぞれ7%/3%に下げていた。
記事によると、今回の「0%」案はポーランド代表から提示されたもの。EU圏のコンテンツ輸出競争力を高める効果があるとして、可決される公算が大きいとしている。
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