今売れている電子書籍は? ベストセラーランキング8月1日〜14日

電子書店「BookLive!」のランキングデータから今売れ筋の電子書籍を紹介します。

» 2013年08月15日 12時30分 公開
[ITmedia]

 今売れている電子書籍は何? ――この質問に大手電子書店「BookLive!」のランキングデータでお答えします。売れ筋の話題作を知る手がかりにしてください。それでは今回も「今売れている電子書籍ランキング」(集計期間2013年8月1日〜14日)をまずは総合ランキング(単巻ごと)からお届けします。


『オレたちバブル入行組』(池井戸潤/文藝春秋)

 まずは、総合ランキングから。

 総合ランキングでは、高視聴率を叩きだし続けている大ヒットテレビドラマ「半沢直樹」の原作になった『オレたちバブル入行組』がトップを、『オレたち花のバブル組』が2位を飾りました。バブル経済末期に入行してバンカーになった主人公・半沢直樹のスカッとした活躍が好評なことと、その原作を含む池井戸作品がこれまで電子化されておらず、8月2日に「緊急電子化」されたことも話題になり、堂々のランクインとなりました。

 また、3位から5位までをコミックが占めています。『ちはやふる』は18巻の単行本が発行されたのは2012年9月、テレビアニメ放送が終わったのも6月末だったのに、3位にランクインしているということは、この作品の人気の高さがうかがえます。


ジャンル別ランキング

 今回のジャンル別ランキングは「エッセイ・紀行書籍」「ジャンプコミックス」「ビジネス・IT書籍」ランキングです。

 「ジャンプコミックス」では『ONE PIECE』がトップに。また、10月から第2期テレビアニメ化が決定している『黒子のバスケ モノクロ版』が2位に入りました。バスケットボール強豪として知られている帝光中学校の「幻の6人目」黒子テツヤが主人公のこの作品。入学した誠凛高校のバスケ部で、無名の大型新人・火神大我(かがみたいが)に出会います。あくまでも目立たず、影のように彼を支える、というスタイルを取っていましたが……。

 「ビジネス・IT書籍」では、2013年上半期ランキングでもトップを飾った『伝え方が9割』が1位に。また、『統計学が最強の学問である』(西内啓/ダイヤモンド社)が2位にランクイン。統計学の主要6分野を横断的に解説し、今までにない切り口で統計学の世界を案内。なぜ統計学が最強の学問といえるのか、利用することはどのように有益なのかを説明しています。

 「エッセイ・紀行書籍」では、あの『7つの習慣』を日本に紹介したジェームス・スキナーの『100%』が第1位となりました。夢をかなえ、成功する合言葉「100%」。不可能な夢をかなえる「100%」のプロセス。「100%」の法。この「100%」というたった一つの原則を当てはめて実行するだけで、夢を現実化させ、理想の人生を送れる、と著者は言います。この「100%」が何を意味するのか、ご自分で確かめてみるのはいかがでしょうか。





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