Kobo、10インチタブレットを準備中――コードネームはMacallan

楽天子会社のKoboは、この秋にも10インチクラスのタブレットを新たに市場投入するとみられる。

» 2013年08月02日 13時45分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 カナダ拠点のKoboは毎年、成長を続けるタブレットとともに、幾つかの新型電子書籍リーダーをリリースしてきた。kobo arcは2012年末にリリースされ、カナダでは一定の成功を収めている。Koboはこれまで2種類のタブレット(kobo Vox、kobo arc)をリリースしており、9月にリリースされるとみられる10インチタブレットで新たなことを試そうとしている。

 Koboの新型タブレットは現在、Macallanというコードネームで呼ばれており、2560×1600ピクセルの解像度を持つ10インチタッチスクリーンを搭載する。解像度はかなり優れており、Nook HD、Kindle Fire HD 8.9などを上回る。7インチデバイスがもたらす携帯性は失うことになるが、雑誌・ゲーム・映画のユーザー体験は向上するだろう。

 解像度がすべてというわけではない。このデバイスはクアッドコア1.8GHzプロセッサと2GバイトのRAMを搭載する。コードネームとハードウェアはベンチマーキングを行うWebサイトで公開されていたがすでに削除されており、そのほかの仕様は不明だ。

 True Vision Audioとの提携で、同デバイスでの堅実なオーディオ体験が提供されるとみられるほか、kobo arcにも組み込まれているTapestries技術も採用されるだろう。Tapestriesはユニークなディレクトリ管理、ソーシャルメディア管理を提供するKoboのUIのことだ。電子書籍を購入する機能とともに読書行為自体も重要視している。

 Koboは現在FCCに6インチ電子書籍リーダーを申請中で、このデバイスは今後数週間で評価に向けての準備が整うはずだ。同社はこれまで新製品を同時に発表する傾向にある。

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