「BookLive!」を徹底解剖する：電子書店完全ガイド2013（3/5 ページ）

[鷹野 凌，ITmedia]

簡単に購入できるか？

　BookLive!では、立ち読みやカートへ入れる段階までは会員登録なしに利用できます。カートから［購入手続きへ］や、［キープ］や［今すぐ購入］へ進もうとすると、会員登録が必要となります。会員登録はどの電子書店でも必要な工程で、最初のハードルです。前回のレビューではPC Webから新規登録する流れを紹介したので、今回はモバイルWebでの新規登録の流れを紹介します。

　新規登録時に入力必須な項目は、メールアドレス・パスワード・ニックネーム・生年月日・性別と、さほど多くありません。利用規約とプライバシポリシーに目を通したら、［利用規約とプライバシーポリシーに同意します。］にチェックを入れて［確認する］をクリックすると、入力情報の確認画面になります。生年月日・性別は後から変更できませんので注意しましょう。

　確認画面で［送信］をクリックすると仮登録完了で、登録したメールアドレスに確認メールが送られます。届いたメールに記載されたURLをクリックすると登録完了です。

［今すぐ購入］ボタンや［ログイン／会員登録］ボタンをタップすると、ログイン認証画面になる

少し下の方に、［会員登録（無料）］ボタンがある

会員情報の入力画面

すべての項目へ入力が必要だが、さほど多くはない

入力情報の確認画面

届いたメールに記載されたURLをクリックすれば登録完了

　BookLive!の支払方法は、クレジットカード（JCB・VISA・MasterCard・Amex・Diners）と、ドコモ・au・ソフトバンクの「spモード コンテンツ決済サービス」「auかんたん決済」「SoftBankまとめて支払い」、そしてBookLive!発行のポイントです。

　ポイントは、電子書籍の購入で貯められるほか、クレジットカードで毎月決まった額を購入する［月額ポイントコース］と、個別に購入する［個別ポイントコース］でも入手できます。個別ポイントは、WebMoneyやBitCashでの購入にも対応しています。ポイント購入は、ボーナスポイントが付いてお得です。また、提携コンビニや書店などで「BookLive! プリペイドカード」が購入できたり、三省堂の一部店舗では店頭決済サービスにも対応を開始するなど、非常に幅広い支払い方法に対応（☆+0.5）しています。

「BookLive! プリペイドカード」は提携コンビニや書店などで購入できる

「BookLive! サンクスプレミアムクラブ」は買えば買うほど得になる会員システム

　クレジットカード情報が登録済みでアカウント認証も済ませている場合、［今すぐ購入］ボタンから3クリック（タップ）で購入できます。Amazon Kindleの「1-Click」の簡便さには及びませんが、手間は少ない群に入ります。アカウント認証は一定時間保持されるため、短時間に連続して購入する場合は都度のパスワード入力を求められることはありません。ただ、1時間ほどでセッションが切れてしまうようで、普通に購入する頻度で考えると実質的に毎回パスワードを入力することになります。セキュアではありますが、少々煩わしいです。

　このほか、シリーズまとめ買いへの対応、定期購読にも対応する雑誌の取り扱い、購入額と来店状況に応じて会員ランクとポイント付与率が変わる「BookLive! サンクスプレミアムクラブ」など、多彩できめ細やかなサービスを提供しています（☆+0.5）。ただ、海外からは利用できない（☆-0.5）のは残念なところです。

評点：☆3.5