電子書籍端末ODMメーカー大手の台湾Netronixが好調、3年後にはトップシェアを狙う

設計から製造まで手掛けるODMメーカーとして、台湾Netronixがかつての力を取り戻しつつある。

» 2013年06月20日 16時45分 公開
[hon.jp]
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 台湾のIT業界新聞「Digitimes」によると、電子書籍端末ODMメーカー大手のNetronixが好調とのこと。

 Netronixは、電子書籍ブームが到来する以前はODM専門の電子書籍ハードウェアメーカーとしてトップだった。しかし、その後Amazon.comがKindleシリーズの生産委託を同じ台湾の鴻海グループに与えたり、東欧向けにロシアで起ち上げた新ブランド「PocketBook」が不調だったり、大きく遅れをとっていた。

 しかし、最近になってKoboや欧州系メーカーから生産委託契約を相次いで獲得、2013年第1四半期は部門売上が70%成長。現在10%程度である生産台数シェアを3年後には40%にまで引き上げ、世界トップシェアを狙う計画だ。

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