「EPUB 3って何でこんな仕様なの？」と感じたときに読みたい『EPUB 3とは何か？』：無料／DRMフリーで配信

EPUB 3の仕様や機能がいかにして現在のような姿になっているのかをその背景や思想を踏まえて解説した一冊『EPUB 3とは何か？』がDRMフリーの無料電子書籍としてオライリー・ジャパンから配信開始。

[ITmedia]

　電子書籍の標準的なフォーマットとして普及が進むEPUB 3。実際にEPUB 3を制作する方の中には、「EPUB 3って何でこんな仕様なの？」と感じる場面に出くわすこともあるだろう。そんな方にお勧めしたい一冊『EPUB 3とは何か？』がオライリー・ジャパンから電子書籍で配信開始となった。DRMフリーのEPUBまたはMOBIで提供され、価格は無料。

　EPUB 3.0の仕様が完成したのが2011年10月。本書は、これに先立つ形で2011年9月にO'Reilly MediaとIDPFのコラボレーションとして電子出版された無料の小冊子『What is EPUB 3?』（マット・ガーリッシュ著）を邦訳したもの。翻訳者はEPUBへの造詣が深いイースト高瀬拓史氏。

　電子書籍の標準的なフォーマットとして普及が進むEPUB 3の概要を紹介した本書は、文中にはプログラムのコードなどは登場しない。EPUB 3の仕様や機能がいかにして現在のような姿になっているのかを背景や思想を踏まえて記述されており、EPUBの根本的な部分での理解を助ける内容となっている。