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» 2013年05月22日 15時00分 UPDATE

第4回ブクログ大賞発表――電子書籍部門大賞は「アプリケーションをつくる英語」

ブクログが「第4回ブクログ大賞」の受賞作品を発表。4回連続で大賞を受賞した有川浩さんのほか、今回から新設された電子書籍部門では西野竜太郎さんの「アプリケーションをつくる英語」が大賞に輝いた。

[西尾泰三,ITmedia]

 ブクログは5月22日、運営するブックレビューコミュニティーサイト「ブクログ」で展開していた「第4回ブクログ大賞」の大賞作品を発表した。

 2010年に創設されたブクログ大賞は、読書好きの一般読者によって選ばれる本・マンガの賞。「小説部門」「マンガ部門」「電子書籍部門」があり、2012年に発売された作品の中から60万名を超えるブクログユーザーが登録・評価した数を基にノミネート作品を選出、公式サイトとTwitterで人気投票を受け付けていた。

 各部門の大賞受賞作は以下のような結果となった。

部門 作品名
小説部門 大賞 旅猫リポート(有川浩/文藝春秋)
マンガ部門 大賞 式の前日(穂積/小学館)
電子書籍部門 大賞 アプリケーションをつくる英語(西野竜太郎/達人出版会)
旅猫リポート
式の前日
アプリケーションをつくる英語

 小説部門大賞作品は、原作小説が相次いでドラマ・映画化され、今最も注目を集めている作家・有川浩氏の『旅猫リポート』。現代屈指のストーリーテラーによる、どのページにも忘れ難い風景が広がる青年と猫のロードノベルだ。有川さんはブクログ大賞設立から4回連続で大賞受賞している。

 マンガ部門は、2010年に漫画家としてデビューした穂積氏の初の作品集で、昨年インターネットを通じた口コミで一躍注目され、書店でも売切れが続出した『式の前日』が受賞。双子の兄弟、ワケありの親子など“ふたりきり”の情景を紡いだ感動短編6篇を収録した作品だ。

 そして、今回新設された電子書籍部門は、大方の予想を覆し、西野竜太郎氏の『アプリケーションをつくる英語』が大賞を受賞した。紙の商業出版物では一度刊行が見送られ、その後達人出版会から電子書籍として発売されるやいなや、エンジニアを中心に大きな話題を読んだ本作。これに関してeBook USERでお届けした西野氏へのインタビューは必見の内容だ。Twitterでの投票数が大賞受賞の後押しになったという。

有川 浩さん受賞コメント

出会いには必ず何らかの形で別れが訪れます。それでも大切なひととの間に残る思いは「会えてよかった」だと思います。サトルとナナの旅を幸せに導けるかどうか、そこに作家としてのすべてを賭けようと思いました。ふたりの旅を見守ってくれた皆さんが幸せな気持ちになってくださったら、こんなに嬉しいことは他にありません。サトルとナナに代わって、ふたりを見守ってくださった皆さんに心からの感謝を申し上げます。

穂積さん受賞コメント

tnfighozumi_yoko_small.jpg 穂積さんは受賞の喜びをイラストで

西野竜太郎さん受賞コメント

ブクログ大賞をいただき、大変光栄に思っております。投票してくださった皆様、ありがとうございました。本書はアプリ開発で役立つ英語表現を紹介している専門書です。このような専門書が選ばれた理由は、内容的な面白さよりも、電子書籍という新しい出版方法を活用した事例だからかもしれません。
本書の原稿を書き上げた後、いくつかの出版社に持ち込みをしました。しかし「ページ数が多い」「類書がなく売上を予測できない」といった理由でどこからも断られてしまいました。紙の本として出すにはリスクが大きかったのです。最終的には達人出版会から電子書籍として刊行され、幸いにも多くの方々に受け入れていただけました(その結果、紙版も出ました)。
電子書籍であれば、本書のようにページ数が多い専門書など、従来は出版が難しかった本も出せます。今後、電子書籍としてさまざまな本が出版され、文化や社会の発展につながることを期待します。

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