角川書店主催の第33回横溝正史ミステリ大賞選考会が行われ、審査の結果、伊兼源太郎の『アンフォゲッタブル』が受賞した。
角川書店主催の第33回横溝正史ミステリ大賞選考会が5月9日ホテルニューオータニ なだ万で行われ、審査の結果、伊兼源太郎(いがね げんたろう)さんの『アンフォゲッタブル』が受賞した。贈賞式・祝賀会は、11月29日、東京會舘で開催される。
同氏の作品は過去に松本清張賞や江戸川乱歩賞の最終候補にも数度ノミネートされていたが、辛くも受賞を逃していた。
横溝正史ミステリ大賞は1980年(昭和55年)に始まり、400字詰め原稿用紙350枚〜800枚の作品が対象となる。今回の応募数は198作品だった。最終選考に残っていた作品は以下の通り。
著者 | ノミネート作品 |
---|---|
伊兼源太郎 | アンフォゲッタブル |
上田未来 | ポーカーフェイス |
村上 暢 | 天国への階段 |
中川裕之 | 殺し屋たちの日常と、とある女の非日常 |
田内亮祐 | ディストピア |
受賞者には金田一耕助像と賞金400万円が授与され、作品は9月末、角川書店から単行本として刊行予定。
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