京セラの「BookLooper」を使った慶應医学部の電子教科書配信実験がスタート

慶應義塾大学医学部で実施される電子教科書の配信実験に、京セラが電子書籍配信サービス「BookLooper」を提供。

» 2013年04月24日 16時32分 公開
[ITmedia]

 京セラ丸善システムインテグレーションと京セラコミュニケーションシステムは、慶應義塾大学医学部で行う電子教科書の配信実験向けに電子書籍配信サービス「BookLooper」を提供する。

 BookLooperは、学術・研究・教育分野における電子書籍の活用・普及を目的として開発したもの。メモ・マーカー・全文検索などの学習支援機能をはじめ、電子書籍のDRMや決済機能を備えている。

 今回の実験では、医学系学術出版社である医学書院・南江堂・医歯薬出版の協力により、医学部の2年生全員と教職員約140名にiPadを配布。端末へダウンロードした電子教科書を学習に利用できるほか、同大学のメディアセンターが提供する学術書や学術雑誌なども閲覧可能となる。

 まずは半年(一部の教材は1年)かけて授業や自宅などで利用し、さらに学習・研究に適した利用/商品モデル開発に必要な基礎データを収集するという。

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