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» 2013年04月02日 16時19分 UPDATE

流行を追うのは「思考停止」の始まり

これからの時代を生き抜くために必要なことを教えてくれる1冊を紹介。

[新刊JP]
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 一寸先は闇―――今の世界を言い表すのに、これほど適切な言葉はないだろう。勤めている会社が10年後も存続しているかどうかは分からないし、会社は存続していても自分はクビになっているかもしれない。わたしたちが生きているのはそんな不確かな時代であり、生き抜くにはそれなりの“覚悟”が必要だ。

 『勝者が一瞬で敗者になる時代のサバイバル術』(山本真司/著、PHP研究所/刊)には、この厳しい時代の中で、敗者にならずに生き残るための心がまえが説かれている。

流行を追うな、逆らえ

fhfigsj207.jpg 流行を追うのは「思考停止」のはじまり

 ともするとわたしたちは、世間の流行にしたがった行動を取ってしまう。それは確かに手軽で楽なことではあるが、流行に乗ることのデメリットも心得ておいた方がいいだろう。

 流行っているものというのは、言いかえれば“みんなと同じもの”。これを無自覚に選び続けていると思考がマヒし、自分の頭で考えるという、生きていくために不可欠な能力が失われてしまう。大事なのは、ベストセラーもテレビも鵜呑みにせず、それらとは違ったことを考え、やってみることなのだ。

誇りを捨てるな。物欲の虜になるな

 お金を儲けて欲しいものを買うことは悪いことではない。しかし、本当に立派な人は「儲ける」という言葉を使わないものだ。なぜなら、「儲ける」のは結果であって、いい仕事をした後についてくるもの。後からついてくるものを目標にしても仕方ない。先行き不透明な時代だからこそ、儲けることではなく、その前にある“いい仕事をすること”の方を目標にすべきだろう。

わがままに、利他的に生きよ

 いつ終わりが来るかは分からないのが人生。だとすれば、楽しみを先に取っておくなどということはやめて、毎日の“今日”を充実させるべく努めるべきだ。

 一見わがままな考え方に見えるが、著者の山本さんは、利他と利己は矛盾しないという。結果的に利他になる利己であれば、どんなにわがままでもいいのかもしれない。

不況を楽しめ

 給料は上がらず雇用も減る不況下では、節約のために買いたいものを我慢したり、より安価なものを探すこともあるだろう。生活水準を下げることは、誰にとっても抵抗があり、虚しい気持ちになることもあるはずだ。

 しかし、少しでも安くていいものを探すのが習慣になると、すべて物事への感覚は磨かれ、少しの値段の差、品質の差に敏感になる。そうなると、安くていいものを探し歩くのが楽しくなってくるはずだ。考え方によっては不況もまた楽しい。このように逆境をプラスに変えるタフさは、これからの時代を生き抜くために間違いなく必要になるはずだ。

 どうしたら路頭に迷うことなく、充実した人生を送れるのか、という問いに明確な答えは存在しない。だからこそ、どんなことをするにも基点となる「心構え」はしっかりと持っておきたいものだ。

(新刊JP編集部)

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