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» 2013年04月02日 16時15分 UPDATE

経営フレーズを恋愛フレーズ風に言い換えると意外な結果に

現代の経営に必要な「ファン作り」。これまでのビジネスモデルとはどう違うのでしょうか? 従来の常識であったキャッチコピーを恋愛フレーズ風に言い直したものを紹介します。

[新刊JP]
新刊JP

 現代の経営において重要視されているのが「ファン作り」。自社の製品や自分の店に愛着を持ってもらい、何度もリピートしてもらう。そのために、企業はあの手この手でファンの獲得を試みる。

 しかし、今や消費者も賢くなった。値段はインターネットですぐ比較できてしまうし、不況もあったせいか、安くて良いものを求めるようになっている。では、そんな中で、小さなお店はどのようにお客を集めればいいのだろうか。

fhfigsj206.jpg 経営フレーズを恋愛フレーズ風に言い換えると意外な結果に……

 『あの小さなお店が儲かり続ける理由』(クロスメディアパブリッシング/刊)では、リピート率90%の人気ヘアサロン店を営み、元サッカー日本代表監督のイピチャ・オシム氏の御用達スタイリストでもある中谷嘉孝氏が、人気店舗をつくり上げるためのノウハウを教えてくれる一冊だ。

 そんな本書の中に、これまで使われていたキャッチコピーを恋愛フレーズ風に言い直すとどうなるのか、ということが説明されていたので紹介したい。


 本書でピックアップされているのは以下の5つのフレーズ。

  1. 老若男女どなたでも。もちろんご家族でのご利用も大歓迎
  2. お忙しい方のために朝早くから夜遅くまで営業
  3. すべてのお客様に満足いただけるサービスを目指します
  4. お客様のあらゆるニーズにお応えします
  5. 宅配や出張サービスも行っています

 いずれもどこかで聞いたことがあるフレーズばかりだ。いわば、常識的で模範的なビジネスモデルと言えるだろう。しかし、ちょっと考えてみてほしい。これらのフレーズを見て、ぼんやりした違和感を覚えないだろうか。確かに並んでいるのは「お客様第一主義」的な言葉ばかり。ただ、どうも第一のように思えなくないだろうか。

 中谷氏はこれを恋愛のフレーズに置き換える。

  1. オレ、タイプは選ばないよ。誰でもいいからデートしてよ
  2. オレ、ヒマだから一日中待ってるよ
  3. 誰の言うことだって聞いちゃうよ
  4. あなたが望むなら何でもしますご主人さま
  5. 電話くれたらどこにでも会いに行くよ

 ……何というか、チャラいというか、自分を安売りしているというか、さまざまな印象があると思うが、これが「お客様第一主義」を表現するキャッチフレーズの正体だ。確かに、たくさんの人を相手に商売していた時代であれば有効だったのだろう。しかし、ファンを作りお客一人一人に価値を提供する時代においては、少しズレを感じてしまう。

 本書は小さなお店の経営者向けに書かれてはいるが、もちろん経営に携わる人にも学べるところがあるはず。景気が良くなってきているという話があるとはいえ、まだまだ実感できない人も多いだろう。そんな中で、経営に求められることは、お客一人一人と向き合うことではないだろうか。

(新刊JP編集部)

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