ASUSの新型7インチタブレット「MeMO Pad ME172V」を使ってみたeBookJapanとのコラボ(2/2 ページ)

» 2013年04月02日 08時00分 公開
[鷹野 凌,ITmedia]
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初期設定

 電源を投入すると、セットアップウィザードが始まる。ただこれはAndroid端末としてのセットアップで、eBookJapanの会員登録や設定などは別途行う必要がある。


言語の選択
インターネット接続方法の選択
検出されたWi-Fiネットワークの一覧

 AOSSやWPSワンプッシュといった、簡単にWi-Fi接続設定できる仕組みには非対応。ただ、入力した文字は確認できるので、パスワードを間違えたとしても修正が簡単なのはありがたい。


Wi-Fiのパスワード入力画面
位置情報サービスの設定
アカウントのセットアップ

[アカウントを追加]をタップすると、Googleアカウントの設定画面になる
現在時刻の設定
これで端末の設定は完了

ホーム画面

 次に、ホーム画面をチェックしてみよう。時計や天気、メールのウィジェットとともに、「老人と海」のアイコンが表示されている。これはeBookJapanのダウンロードページへのショートカットだ。また、ブラウザのホームページはeBookJapanのサイトに設定されている。eBookJapan専用電子書籍リーダーアプリ「ebiReader」はプリインストールされており、ホーム画面下部の常時表示されるアイコン一覧に載っている。


ホーム画面
「老人と海」のダウンロードページ
ブラウザを開くとeBookJapanのサイトが開く

ホーム画面上部を下にスライドすると通知一覧と設定欄が開く
システムアップデートがきていた
アップデート後のタブレット情報

プリインストールされているアプリ一覧その1
プリインストールされているアプリ一覧その2
デフォルトのIMEはFSKAREN

ebiReaderを開くとまずエンドユーザーライセンスの同意画面になる
同梱版書籍はこの3つ
利用するには[設定]の[購入済み書籍を読むための初期設定]から[会員情報]を登録しておこう

 冒頭でも触れたとおり、eBookJapanのサービスやアプリの詳細な説明は、「これでもう迷わない、電子書店完全ガイド――eBookJapan」をご覧頂きたい。本稿では六田登著「老人と海」の利用手順について説明する。


「老人と海」ダウンロードページで[まるごと1冊ダウンロード]をタップすると、ログイン画面になる
[すでにインストールされています]をタップ
[選択]をタップ

[この書籍をトランクルームに入れる]をタップ
[トランクルームの本棚を見る]をタップ
ebiReaderのトランクルーム本棚が開く

 コラボバージョンとはいえ、ブラウザからストアへのログインと、アプリの会員情報登録と、初期に2回ログインIDパスワードの入力が必要になるのは他の端末から利用する場合と変わらない。

まとめ

 これまでタブレットを持っていなかった人がエントリーモデルとして使うには充分だが、スペックを求めるなら他の端末を選んだ方がいい。途中でも書いたとおり、eBookJapanで全巻セットを買ったら、7インチタブレットが付いてきたと捉えた方がいいだろう。eBookJapanのユーザーは、まとめ買いをする傾向があるという。そういう意味では、全巻セットと端末をバンドルでお得に提供する戦術は、自社の会員属性や商品特性をよく捉えたやり方だといえるのではないだろうか。

著者プロフィール:鷹野 凌

 フリーライター。ブログ「見て歩く者」で、小説・漫画・アニメ・ゲームなどの創作物語(特にSF)、ボカロ・東方、政治・法律・経済・国際関係などの時事問題、電子書籍・SNSなどのIT関連、天文・地球物理・ロボットなどの先端科学分野などの分野について執筆。ブクログのパブーで電子書籍『これもうきっとGoogle+ガイドブック』を販売中。

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