Kobo Writing Life、予約注文機能を導入

日本ではまだサービスインしていないが、Koboの自主出版プラットフォーム「Kobo Writing Life」に予約注文を受け付ける機能が追加された。

» 2013年02月26日 17時50分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
Good E-Reader

 昨年、Koboは将来性のある独立系自主出版プラットフォーム「Writing Life」を公開し(日本では正式公開されていない)、H.P.マロリー、ケヴィン・アンダーソンといった多くの著名な著者を魅了している。

 つい先日、同社は電子書籍の予約注文を受け付ける機能を導入した。公式発売日前に発売タイトルを宣伝する上で多様性が加わることになる。

 この予約注文機能では、著者が作品をアップロードする際、そのリリース日に関して2つのオプションが提供される。著者の出版準備が整っていて、予約注文を受け付けしたければ、(Koboがそうしていたように)発売日までそれを伏せておくか、あるいは予約注文を受け付けるかを選べるので、すぐに販売を開始でき、期待感をあおることもできる。

 自主出版・著者渉外担当部長のマーク・ルフェーブル氏はGood e-Readerに対して「自主出版と独立系著者が確実に予約注文機能を利用できるようにしたかったのですが、それを強いるものではありません。よって、選択肢を提供しています。著者が導入したいマーケティング上の予約注文戦略を決定する自由は著者に委ねておくことが重要です」と語った。

 正直、これはKoboの抜け目のないやり方だと思う。自主出版システムで予約注文させる機能を実装する電子書籍出版企業は少ない。これはより多くの国々で作品を販売したい著者にとって大きな競争上の利点になるはずだ。

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