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» 2013年02月12日 13時02分 UPDATE

新興主要電子出版市場としての中国

中国の電子書籍市場に期待する向きは多い。政府が導入しつつある多くの規制と取り組みは、出版社の参入を加速させるかもしれない。

[Mercy Pilkington,Good e-Reader Blog]
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 最近の電子出版・電子書籍関連イベントで話題に上るのは、さまざまなデバイス、手法を利用して地球上のあらゆる人に電子書籍を提供する機能、つまりはグローバリゼーションに話題が集中している。未知の読者に向けて電子出版市場を拡張することに集中するのは小売・流通企業にとって手放しによい商慣習だとはいえないが、識字能力を上げ、統一を阻む一部の中央集権的態度を打倒するにはよい慣習だ。

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 電子書籍流通のグローバル化には数々のハードルが存在するが、もともと技術的あるいは政治的な障壁が存在していた多くの国ですでに進展を遂げている。電子書籍の売り上げでトップに昇り詰めようとしている主要市場の1つは中国で、同国はかつて、著者に対する政府の規制と中国語に対応する電子書籍リーダーの開発という非常に基本的な問題が原因で、出版に関して困難な国だと考えられていた。中国経済網の記事は次世代の大手市場がなぜ中国なのかについて説明している。

 360buy.com、Dangdang、Amazonがすべて何らかの形で電子書籍市場に参入したことで、2012年は中国の電子出版にとって重要な年となった。加えて、中国の遠距離通信業者も電子書籍提供のため市場参入している。Appleとそのほかのタブレットメーカーが今年中国で4000万台から5000万台ほどのタブレットを販売すると予測されており、2013年は電子書籍にとってより重要な年になるという予想もある。

 驚くことに、電子書籍が自由で過激な言論を支える可能性があるため電子出版を阻止しつつ著者と出版社を厳しく統制する冷酷な中国政府というステレオタイプは解消しつつあるようだ。記事は中国政府が導入しつつある多くの規制と取り組みを挙げており、恐らく出版社はそれらを電子出版の撲滅よりもむしろその扉を開ける手段としてとらえるのではないだろうか。

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