ドワンゴの「ブロマガ」、広告収益型での運営が可能に ユーザー開設も解禁

ドワンゴの記事配信プラットフォーム「ブロマガ」で、広告収益型メディアの構築が可能になった。また、1月にはプレミアム会員にブロマガ開設機能を解放する。

» 2012年12月20日 18時15分 公開
[山田祐介,ITmedia]

 ドワンゴは12月20日、動画サービス「niconico」の記事配信プラットフォーム「ブロマガ」に、広告モデルによる運営手段を用意した。ブロマガの開設者はこれまで、収益手段として都度課金と月額課金のどちらかしか選べなかったが、広告モデルの導入により、無料で記事を公開しつつ広告収入が得られるようになった。

 ブロマガは、開設者がブログやメールマガジンのような体裁でコンテンツを配信できるサービス。記事はePUB形式でダウンロードでき、電子書籍リーダーでも楽しめる。著名人や企業・団体などが動画や生放送を配信できる「ニコニコチャンネル」の1機能として8月21日に提供を開始した。無料での配信に加え、有料登録者限定でも記事を配信できる。現在は200種類以上のブロマガが配信されており、有料登録者は3万人を突破している。

 新たに設けられた広告モデルでは、Google AdSenseやAmazonアフィリエイトなどの貼付に対応。また、開設者が広告モデルを採用した場合、ブロマガのページをhtml、css、JavaScriptでフルカスタマイズできるようになった。

 2013年1月からは、niconicoのプレミアム会員に対してもブロマガ開設機能を解放する。これにより法人や著名人ばかりでなく、一般利用者もブロマガを通じた記事配信が可能になる。まずは「β版」としての扱いで一般向け機能をスタートさせ、次バージョンでは課金にも対応する予定だ。

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