Jコミが9月にβテストを実施し好評を得ていた「JコミFANディング」の正式版を発表。少数のファンから「少しお高いお布施」をもらうモデルは飛躍するか。
漫画などの絶版本の無料配信サイト公開している「Jコミ」は12月20日、9月にβテストを実施し好評を得ていた「JコミFANディング」の正式版を発表した。実際の販売は12月22日から行われる。
JコミFANディングは、絶版になった作品を電子透かしが入ったDRMフリーのPDFファイルとし、そこに複数の特典をセットにして限定的に販売、その売り上げを全額作者に還元するビジネスモデルで、いわゆるクラウドファンディングサービス。
βテストの結果を踏まえ、正式版では「高額な商品を、長い陳列期間で販売する」方針に変更。具体的には目標額で15万、30万、60万円の3プランを用意し、一口1000円から最大2万円まで用意した。
例えば60万円を集めるプランだと、以下のような内容が想定されており(ここから作家との打ち合わせによりカスタマイズしていくとある)、普段会えないような漫画家と直接交流したりできるコースも用意されている。Jコミを運営する漫画家の赤松健氏はこれを「ミュージシャンにおける『ライブ』」と表現、飲み会の場でのサインや裏話など、コアなファンが納得できるものになるだろうとしている。
12月22日正午から販売されるのは以下の6名の商品。
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