米大手出版社のRandom Houseは電子出版専門の3レーベル立ち上げることを発表。付随的なサービスを手厚くすることで、著者にアピールしている。
電子出版が一般化しつつある中、米大手出版社のRandom Houseは電子出版専門の3レーベル立ち上げることを発表した。ミステリーとサスペンスに集中する「ALIBI」、SFとファンタジーに集中する「HYDRA」、ヤングアダルトとカレッジ世代のニューアダルト読者層向けの「FLIRT」がその3レーベルだ。同社はすでに電子出版専門でロマンスを扱う「LOVESWEPT」も抱えており、このレーベルも拡大予定だ。
Random Houseは明らかにケアの手厚さを保証することで著者をこれらのレーベルに引きつけようとしている。プレスリリースによると『ベテランの』編集者と『専門の広報担当』がつくという。貴重なマーケティングおよび販売チームのサポートも受けられる。加えて、著者にはカバーデザインが提供され、ソーシャルメディアツールとトレーニングの機会も提供されるという。
Random Houseが著者を見出すために付随的なサービスを明確に強調しなければならないということは、同社の著者からの評判が非常に悪いということではないか。プレスリリースの残りの部分も同じような調子で、自主出版を検討している著者をターゲットにしているようだ。
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