博報堂、スマホアプリで電子書籍の販促支援

博報堂DYメディアパートナーズと博報堂が、スマートフォンアプリを通じた電子書籍の販促支援サービスを開始した。エンターテイメント性にこだわった書籍リコメンドアプリを開発し、出版社や書店にプロモーションツールとして活用してもらう狙い。

» 2012年10月09日 15時55分 公開
[山田祐介,ITmedia]

 博報堂DYメディアパートナーズと博報堂は10月9日、スマートフォンアプリを通じた電子書籍の販促支援サービスを開始した。書籍リコメンドアプリ「リコメン文芸部」を開発し、出版社や電子書籍ストアなどにプロモーションツールとして提案する。アプリの使い勝手を体験できるAndroid向けサンプルアプリがGoogle Playでダウンロードできる。

photo サンプルアプリの画面例

 アプリは、スマートフォンユーザーが“楽しく書籍を選べる”ように工夫したのが特長という。ランダムに表示される質問に答えてもらう、ラッキーアイテムとしてカードを選んでもらうといった、エンターテイメント性のある選択を通じてユーザーに“オススメの1冊”を提案する。アプリの内容は出版社や書店の要望に応じてカスタマイズが可能。書籍選択の方法やリコメンド結果、画面やキャラクターのデザインなどを変更できるとしている。

 サンプルアプリでは、文芸作品、ライトノベル、コミック、Web漫画・小説の4ジャンルを4人のキャラクターがそれぞれ紹介する。

 今回の取り組みは、博報堂DYメディアパートナーズと博報堂が出版社の新規ビジネス開発支援を目的に立ち上げたプロジェクト「博報堂DYメディアパートナーズ・博報堂 出版ビジネスセンター」によるもの。今後も同プロジェクトでは、出版社・媒体社向けサービス開発に取り組んでいくとしている。

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