Google、電子書籍をめぐり出版社と和解成立

Googleの長かった法廷闘争の第一章が終わりに近づいている。ただし、The Authors Guildとの訴訟問題はまだ続く。

» 2012年10月09日 10時30分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Google Booksの神話はGoogleが大手出版社との和解に至ったという発表で完全なる終焉に一歩近づいた。McGraw-Hill、Pearsonと子会社のPenguin Group USA、John Wiley & Sons、CBS Corpの子会社Simon & Schusterが米国出版社協会を通じて同意に至ったからだ。米国の出版社はGoogleが推進する『Library Project』により電子化された書籍と雑誌をオンライン上で入手できるようにするか、そこから除外するかを選択できる。

 Googleはもともと世界中の忘れ去られたコンテンツ(いわゆるorphan works)のほとんどを電子化する取り組みの一部として1500万冊の書籍をスキャンしはじめた。これに対して訴訟が提起され、Googleはこの問題に法廷で3年以上を費やし、ようやく長かった第1章が終わりに近づいている。ただし、これはThe Authors Guildとの訴訟問題の最後のハードルには影響しない。

 米国出版社協会の会長、トム・アレン氏は以下の声明を発表した。「デジタルサービスは著作権者の権利を尊重しつつコンテンツを探す革新的手段を提供することができることを示しました」。

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