GALAPAGOS STOREがiOS向けアプリをアップデート。集英社のコミックがiPhoneやiPadで読めるようになった。
「機は今熟した」――iPad上で山本元柳斎もそう仰っていますが、電子書店「GALAPAGOS STORE」が9月25日、iOS向けアプリをアップデート、『ONE PIECE』『NARUTO』『BLEACH』など、週刊少年ジャンプの看板作品をはじめ、集英社のコミックがiPhoneやiPadで楽しめるようになりました。発売されたばかりのiPhone 5や新しいiPadで、これらの作品を堪能ください。
これに先立ち、GALAPAGOS STOREでは9月21日から、以下を始めとしたジャンプの人気作品も一挙配信開始となっています(一部でざわついている『To Loveる』フルカラー版も)。デジタル彩色でフルカラー化されたものを選ぶもよし、安価にモノクロ版を選ぶのもよし(紙のコミックより安価に設定されています)、好みに応じて選ぶことができます。
集英社のコミックが電子書籍として本格的に配信されるようになったのはつい最近のこと。同社はコミックの電子化に当たって、自社で仕様を決めたファイルフォーマット「OMF(Open Manga Format)」を採用していますが、電子書店によっては同社の作品の取り扱い自体がないところもあります。
GALAPAGOS STOREではAndroidアプリでOMFをサポートしていましたが、8月にリリースされたiOSアプリはOMFのサポートは後日アップデート予定とされ、購入した集英社コミックはiPadなどのiOS端末で読むことはできませんでした。それが有言実行で早々にサポートされたことで、思う存分漫画も楽しめるようになったというわけです。
ユーザーがOMFかどうかを意識することはほとんどありません。アップデートしたiOS版GALAOAGOSアプリ上では、ほかの電子書籍と変わらずこれらのコミックも読むことができます。OMF特有の差異を挙げるなら、一般的な左右のページ送りに加え、画面をダブルタップすればケータイコミックのコマ形式に近い上下のスクロールに切り替えることができるといった読み方のバリエーションが増えている点です。
既存ユーザーには待望だった今回のアップデートですが、人気の高い集英社のコミックを含めた豊富なラインアップをAndroid、iOSの両方でしっかり読めるようにしたのは、電子書店として安定した実力を感じさせます。これから電子書籍を買ってみようかなと考えているiPhone/iPadユーザーにもお勧めできる「電子書籍 GALAPAGOS」。秋の読書が捗りそうです。
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