Kobo Writing Lifeの著者取り分、期間限定で10%アップ

Koboの自主出版プログラム「Kobo Writing Life」が期間限定で料率を変更。著者の取り分を増やすことでプラットフォームの支持を高める考えだ。

» 2012年08月28日 12時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Koboが数カ月前に自主出版プログラム「Kobo Writing Life」を新たに立ち上げた際、Koboは他社とは違うユニークなシステムを提供した。ユーザーは簡単にリアルタイムで売り上げを管理でき、本を販売する市場ごとの価格を設定できる。そして、Koboは9月1日から11月30日までの期間限定で著作権料率を10%アップし、著者に売り上げの80%を支払うことを明らかにした。

 Kobo Writing Lifeの公式立ち上げ以来、同サイトの自主出版タイトルの売り上げは700%増加した。最初の1カ月で、73カ国の著者が英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語を含む10言語でタイトルを出版した。あらゆる読者の好みに沿って、SF、ファンタジー、ロマンス、ホラー、スリラーなど人気のあるすべてのジャンルのタイトルが入手可能だ。

 「われわれのチームはKobo Wiriting Lifeが自主出版業界にとって付加価値のある直感的で、書き手にフォーカスしたソリューションとなるように注力してきましたが、その結果に興奮しています」とKoboのコンテンツおよび販売担当上級副社長のマイケル・タンブリン氏は語った。「多額の著作権料支払いから理解しやすい販売リポート用ダッシュボードまで、著者はプラットフォームの使い勝手の良さに非常に満足しています。著者からは圧倒的に好意的な反応をもらっており、今秋、この素晴らしい利用促進キャンペーンを提供できることに興奮しています」。

 「KoboのWriting Lifeプラットフォームのおかげで自分の本の出版が非常に効率的で簡単になりました」とKoboおよびNew York Timesのベストセラー作家、ベラ・アンドレ氏は話す。「Koboは自主出版ポータルで著者が望むこと、必要とするものを真に理解しています。自分のタイトルの世界各国での売り上げをリアルタイムで把握できるので、それぞれの地域での価格と販促キャンペーンに関する決定をより効果的に下すことができます」。

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