Barnes & Nobleの第1四半期決算、デジタルコンテンツ販売は好調

米国内最大の書店チェーンBarnes & Nobleが2013会計年度第1四半期決算を発表。売り上げは前年同期比2.5%増の約14億5400万ドル。デジタルコンテンツの販売は前年同期比46%増と好調だが、これを含むNOOK事業の売り上げは0.3%増の1億9200万ドルにとどまった。

» 2012年08月22日 15時50分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 米国内最大の書店チェーンでNOOKに代表される電子書籍事業も手掛けるBarnes & Nobleは、7月28日を末日とする2013会計年度第1四半期決算を発表した。売り上げは前年同期の14億2000万ドルから2.5%増の約14億5400万ドル、純損失は前年同期比28%減の約4090万ドルとなった。

 同社の売り上げで大きな割合を占めるリテール事業(実書店とBN.com)の売り上げは11億1900万ドルで前年同期比2%増、電子書籍端末と電子書籍を取り扱うNOOK事業の売り上げは前年同期比0.3%増の1億9200万ドルとなった。電子書籍販売は前年同期比で46%増と引き続き好調だが、電子書籍端末販売は競合製品との低価格競争に陥っていること、新モデルの「NOOK Simple Touch with GlowLight」の供給体制が計画通りでなかったことなどが影響し売り上げを落とした。

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