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» 2012年08月16日 06時30分 UPDATE

Google、検索エンジンの大規模刷新で海賊版電子書籍と戦う

Googleは検索エンジンの刷新で海賊版電子書籍などのコンテンツをフィルターするべきか。これは今話題の問題で今後数週間以内により大きな関心を集めることになるだろう。

[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
Good E-Reader
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 Googleは何気なくインターネットサーフィンをしていると出くわす海賊版コンテンツを劇的に減少させる検索エンジンの更新を予定している。

 私たちが電子書籍や音楽の新譜を購入しようとGoogleで検索したとき、検索結果に海賊版サイトがなだれ込んでくることがままある。GoogleはDMCA(デジタルミレニアム著作権法)関連の苦情が盛んに申し立てされていたり、海賊版の配布で知られているWebサイトをフィルターするよう自社の検索エンジンを修正している。GoogleはDCMA関連を含む通報を毎月500万件以上受け取っているという。この変更はユーザーがApple、Amazon、Spotify、Google Booksといった合法的なコンテンツ配信システムを探す手助けをしようとするものだ。

 Googleは、この新たな変更について公式声明を発表しており、同社のエンジニアリング担当上級副社長、アミット・シンガル氏は次のように述べている。

 コンテンツが正式に許可されているかどうかを知っているのは著作権者だけで、著作権違反を判断できるのは裁判所だけです。Googleはある特定のWebページが著作権法に抵触しているかどうかを決定できません。

 今回の修正で検索結果のランクに影響は出ますが、著作権所有者から有効な著作権削除通報を受け取らない限り検索結果からWebページを除外することはありません。また、われわれは引き続き『反通報』ツールを提供する予定で、コンテンツが間違って除去された場合は回復手続きを取ることができます。著作権削除についても引き続き透明性を保つ予定です

 多くの企業と消費者グループはこの変更を支持しており、さらなる売り上げにつながることを望んでいる。海賊版をダウンロードするよりも購入する方が簡単になっていけば、売り上げは伸びるはずだ。また、人気のTorrentサイト、ファイル共有サイト、有名な海賊版サイトは一般ユーザーを獲得するのが難しくなっていくだろう。

 この変更は海賊版を撲滅するため音楽および出版業界によってもたらされたと主張する一部の強硬な少数派ユーザーも存在する。大企業による海賊版撲滅の試みにより、プライバシーに関する懸念も生じている。Googleが海賊版電子書籍などのコンテンツをフィルターするべきか。これは今話題の問題で今後数週間以内により大きな関心を集めることになるだろう。

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この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。

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