あなたの行動が小説に――富士見書房協力のWebゲーム「サイキックハーツ」が面白そう

富士見書房とゲーム会社のトミーウォーカーが、Webで楽しめる文章型RPGゲームの新作「サイキックハーツ」を公開。同作は、参加者が作成したキャラクターの行動が、小説となってWeb上にアップされる。

» 2012年08月14日 13時54分 公開
[山田祐介,ITmedia]
photo 「サイキックハーツ」のWebサイト

 富士見書房とゲーム会社のトミーウォーカーは8月12日、Web上で楽しめるゲーム“PBW(プレイ・バイ・ウェブ)”の新作「サイキックハーツ」を開設した。無料で参加できる(コンテンツ課金あり)。

 PBWはWebサイトを使って楽しむ文章型RPGゲームだ。ゲーム参加者はまずキャラクターを作成し、用意されたシナリオの中から参加するものを選び、最後にそのシナリオの中でキャラクターにどんな行動を取らせたいかを決定する。すると、キャラクターの活躍が「マスター」と呼ばれるシナリオライターによって小説化され、Web上にアップされる。こうした小説や他の参加者とのコミュニケーションを楽しみながら、ゲームの世界観を体験できる。

 今回の新作では、PBW業界大手のトミーウォーカーがゲーム運営を担当し、ライトノベルを多く手がける富士見書房が「物語作り」などで協力した。富士見書房のノウハウを活用しながら、従来のPBWよりも幅広い層が楽しめるゲームを目指したという。

 ゲームの内容は「学園を舞台にした異能力バトルRPG」。人の心を支配する精神体「ダークネス」に、「灼滅者(スレイヤー)」と呼ばれるサイキッカーたちが立ち向かう設定となっている。参加者は自分だけの灼滅者を作成し、物語の紡ぎ手の1人して、ゲームに参加することになる。単にダークネスを倒すだけでなく、例えば仲間が「ダークネス」に支配されるといった、スリリングな展開も用意されているようだ。興味のわいた読者は、一度Webサイトを訪れてみてはいかがだろう。

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