漫画投稿サイト「マンガゲット」で公開されているホラー漫画の短篇シリーズです。作者のカサネビキッカさんは同サイトで人気の高い作家の1人ですが、美麗なイラストを見るとその理由もうなずけます。今回紹介する短編シリーズでは、毎回異なるキャラクターがろうそくの前に現れ、怖い話をしたあとにろうそくを消す、という形式で物語が進みます。まるで百物語ですね。
全10話となっていますが(8月10日時点)、もし100話が掲載されたら、何かが起きてしまうかもしれません……。
記者Yのレビュー | ライターTのレビュー | |
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オススメ度 | ★★★★ | ★★★★★ |
ビビリ度 | ★★★ | ★★★★ |
不気味度 | ★★★ | ★★★ |
コメント | 絵がていねいで引き込まれる。じんわり恐い(Y)/読み方が指定されていて新鮮。きちんと“アレコレ”をセッティングをして読むとかなり怖い(T) | |
「イマワノキワ」や「くさったよめがあらわれた! 〜腐女子嫁×観察日記〜」などを手がける漫画家のうえやま洋介犬さんの作品。同氏と青井菜波さんが管理しているWebサイト「あくえもんズ」で公開されています。
最近、女性同士の恋愛を描く百合漫画が人気ですが、こちらの作品も百合要素を含んでいます(ちなみに、1997年度の作品とのこと)。ここで紹介するからにはホラーな展開が待っているのですが、序盤は明るいギャグ4コマになっています。グロテスクな話が苦手な方はご注意下さい。同作の続編、「LA×LA×LA」という作品も公開されています。
記者Yのレビュー | ライターTのレビュー | |
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オススメ度 | ★★★ | ★★ |
ビビリ度 | ★★★ | ★ |
不気味度 | ★★★ | ★★ |
コメント | ギャグ4コマから、ホラーな展開へと向かうのが面白い(Y)/タメの成果がもっとはっきりしていると、インパクトがあったと思う(T) | |
矢樹純さん、加藤缶さんによる漫画ユニット「加藤 山羊」のサイト「山羊の穴」に掲載されているホラー短編です。加藤 山羊は、ケータイコミック連載中にその“怖さ”が話題を呼んで書籍化された「女囚霊 塀の中の殺戮ゲーム」などの作者としても知られています。今回ピックアップした作品「山童」では、バードウォッチングを楽しむ中年男性が山中で“見てはいけない子供”を発見するのですが……見ないで済むはずもありません。さて、どうなってしまうのでしょう。
記者Yのレビュー | ライターTのレビュー | |
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オススメ度 | ★★★ | ★★★★ |
ビビリ度 | ★★★ | ★★★★ |
不気味度 | ★★★ | ★★★★ |
コメント | やっぱり見ちゃうんだこの人は、と読みながら思いました(Y)/ネットホラー漫画の金字塔。安定の怖さ(T) | |
漫画投稿サイト「新都社」で2010年に催された「夏ホラー漫画企画」の第3夜目に掲載されたティシュさんの短編です。作品名からも連想できると思いますが、“視線”が1つのテーマになっています。
人と目を合わせるのが苦手な主人公が、突如として謎の“視線”にさらされます。徐々に事態は深刻化していくのですが、その見せ方がなかなか怖い作品です。
記者Yのレビュー | ライターTのレビュー | |
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オススメ度 | ★★★ | ★★★★ |
ビビリ度 | ★★★ | ★★ |
不気味度 | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 徐々に何かが近づいてくるのって不安な気持ちになります(Y)/症状をもっと攻めるように描いていたらさらに面白かった(T) | |
もう1つ、新都社の「夏ホラー漫画企画」から作品を紹介しましょう。第2夜目に掲載された、つくすんさんの「肉ノ眼」という作品です。
ホラーというよりはグロテスクなお話で、少々残酷な描写もありますので、苦手な方はご注意を。つくすんさんは新都社に作品をたくさん掲載しているので、興味のある方はぜひチェックしてください。小学館の漫画サイト「クラブサンデー」では、同氏の新人コミック大賞佳作作品「はくし病」も読むことができます。
記者Yのレビュー | ライターTのレビュー | |
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オススメ度 | ★★★ | ★★★★ |
ビビリ度 | ★★★ | ★★ |
不気味度 | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | グロテスクな描写に「ごくっ……」となる。火の鳥の復活編を思い出しました(Y)/ハイクオリティ。もっと大ゴマでガンガン攻めても良さそう(T) | |
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