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» 2012年08月01日 18時00分 UPDATE

進む書店と電子書店の融合――三省堂書店店頭で電子書籍販売始まる

三省堂書店の店頭で電子書籍を購入できる取り組みが始まった。リアル書店と電子書店の連携として注目したい動きだ。

[西尾泰三,ITmedia]

 BookLive!が取り扱う電子書籍コンテンツが三省堂書店の店頭で購入できる「電子書籍店頭決済サービス」が8月1日から始まった。まずは三省堂書店有楽町店で開始し、順次全国へ展開予定。

 BookLiveと三省堂書店の新たな取り組みとして今回始まった同サービスでは、店頭に並ぶ書籍の表紙帯や裏面に電子書籍購入用のバーコードを貼付し、それをレジに持っていくことで電子書籍版の支払いが行える。レシートに記載されたチケットコードを電子書店「BookLive!」のサイトで入力することでユーザーの本棚に自動的に格納される。

tnfigbl1.jpg 三省堂書店での電子書籍購入イメージ

 また、三省堂書店の会員組織「クラブ三省堂」の会員であれば、8月1日にリリースされたAndroidアプリ「クラブ三省堂」を利用した購入も行える。こちらは、書籍に記載のISBNコードをカメラで読み取ると、その書籍の電子版があるかどうかがすぐに確認できるようになっており、合わせて電子書籍購入用のバーコードも表示される。これをレジで見せることで上述の手順と同様にチケットコードが含まれたレシートを発券するという流れだ。

tnfigbl2.jpg クラブ三省堂アプリでの電子書籍購入イメージ。カメラで書籍のISBNコードを撮影するのを前提とした

 多くの電子書籍ストアでは決済方法にクレジットカードを用いているが、今回の取り組みでは店頭での現金決済が可能となるため、利用のハードルが下がることが期待される。BookLiveと三省堂書店は、「ネット書店」と「リアル書店」を連携させた新たな相互送客仕組みの構築を進めており、4月には、三省堂書店店頭にて電子書籍入会プロモーションを実施、6月には紙の書籍を購入者を対象に、電子書籍購入の際に利用できる「しおり図書券」の配布を行うなどしている。今回、店頭での電子書籍販売開始はレシートのチケットコードをサイト上で入力する手間など課題もあるが、書店のビジネスを考える上で注目の取り組みといえるだろう。

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