Random House TV、書籍をテレビ番組化

米出版大手のRandom HouseがFremantle Mediaと提携し「Random House TV」という新会社を設立。Random Houseが出版した書籍を基に多くの新番組を制作するという流れを作り出そうとしている。

» 2012年07月30日 11時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
Good E-Reader

 Random Houseは、Fremantle Mediaと提携して「Random House TV」という新会社を設立した。この大掛かりな取り組みはネットワーク放送、ケーブルテレビ、高品質な台本のある番組フォーマットをターゲットに番組制作を行うものだ。両社はRandom Houseが出版した書籍を基に多くの新番組を制作する予定。

 Random Houseの出版レーベルに属する著者は自分の作品を基にしたテレビ番組に直接脚本を提供する機会が与えられる。これは大胆な動きだが、シャーレイン・ハリス氏が手掛けた『True Blood』の大きな成功を受けてのことだ。

 Random House TVの新エンターテイメント部門を率いるのはジェフリー・レヴィン氏。同氏は、Spring Creek Productionsで『Blood Diamond』『Monster-In-Law』、現在放送中の『This Is Where I Leave You』など多くの代表番組の制作にかかわり、同社からRandom Houseに移籍した。

 Random House TVが最初にどのような番組を制作するのか、また番組を放送するのにどの放送網を選択するのか非常に興味深い。例えば『The Women’s Network』や、もう少し大胆なところでは『AMC』、『HBO』の興味を引くような幅広いコンテンツをリリースするだろうか。

Copyright© 2015 Good E-Reader. All rights reserved.

(翻訳責任について)
この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。