富士フイルムは、EPUB3対応の電子コミック向けオーサリングツール「GT-MangaAuthor」と、Android向けビューワエンジン「GT-MangaViewerEngine」を開発。東京ビッグサイトで開催する「第16回 国際電子出版EXPO」で公開する。
富士フイルムは7月3日、漫画の電子化に適したEPUB3対応オーサリングツール「GT-MangaAuthor」とAndroid向けビューワエンジン「GT-MangaViewerEngine」の開発を発表した。
GT-MangaAuthorは、漫画の画像データをEPUB3フォーマットの電子書籍ファイルとして出力できるオーサリングツール。ファイル制作の作業手順をアイコン化した、シンプルで分かりやすいインタフェースを採用している。また、複数の出力画像サイズを登録でき、電子コミックの制作作業の効率化を図れるという。画像データ最適化ソフトウエア「GT-Quality」と組み合わせて使うことで、ファイルサイズを小さくしても高画質な画像を出力できるのも特長。
GT-MangaViewerEngineは、EPUB3フォーマットの電子書籍を表示するソフトウェアモジュール。富士フイルム独自の「JPEGレンダリングエンジン」を搭載し、画像を美しく表示できるという。漫画をコマの流れに沿って表示するトレース表示や、通常のページ表示とトレース表示との切り替えも可能。「ジャンプバー機能」や「しおり機能」にも対応する。
なお、これらの製品は、東京ビッグサイトで7月4日に始まった「第16回 国際電子出版EXPO」で公開する。
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