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» 2012年06月04日 11時00分 UPDATE

電子書店の経営を知る――ebj決算から

電子書籍販売サイト「ebookjapan」を手掛けるイーブックイニシアティブジャパンが6月1日に発表した決算数字が興味深い。

[西尾泰三,ITmedia]

 電子書籍販売サイト「ebookjapan」を手掛けるイーブックイニシアティブジャパンが6月1日に発表した同社2012年度第1四半期(2月〜4月)の決算数字が興味深い。

 6月1日に発表されたこのIR資料では、売上高が6億2490万円と前四半期比で5.6%ほど減収となっているが、営業利益、経常利益とも約8600万円で前四半期比で70%程度の増益となっている。ただし前年同期比では軒並み二桁以上の成長となっている。なお、第1四半期で減収となった理由については同社が展開したポイント50倍キャンペーンの反動があったとしている。ただ、通期予想については据え置いている。

金額(百万円) 前年同期比 前四半期比
売上高 624 +51.4% -5.6%
・電子書籍配信事業 600 +59.6% -4.2%
・PC向け 266 +14.4% -11.9%
・モバイル向け 334 +133% +2.8%
2012年度第1四半期業績ハイライト(同社IR資料より抜粋)

 中でも前年からモバイル向けの電子書籍配信事業が大きく伸びている。2011年度の第3四半期には売上高でPC向け電子書籍配信事業を逆転しており、今回のIRからもスマートフォン市場の拡大に合わせ、モバイルでの利用者が拡大していることが分かる。なお、2012年度第1四半期の新規獲得会員は約4万人(モバイルで2万4000人、PC向け1万6000人)と、ここ最近は期ごとに4万人近くのユーザーを獲得しているようだ。

 2012年度の主要施策としてはコミックのラインアップをさらに拡充、さらに活字も力を入れていこうというところで、決済方法にもキャリア決済を3キャリアで利用可能にすることなどが示されている。

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