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» 2012年05月09日 10時40分 UPDATE

The New York Times、新聞は死んでいないことを証明

新聞社のビジネスは電子データのマネタイズというアイデアが実際に開花しつつあるようだ。

[Mercy Pilkington,Good e-Reader Blog]
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 今日の電子読書到来前から新聞の終焉は目前に迫っていた。高い印刷および配送コストとタイムリーにニュースコンテンツを受け取りたいという読者の欲望により、国中の新聞が1紙ずつ廃業に追い込まれている。

 「ここ数年、音楽業界の終焉、新聞業界の終焉など、『終焉』が満ち満ちていました」とData Conversion LaboratoryのCEO、マーク・グロス氏はGoodEReaderとのインタビューに答えて説明する。「新聞は過去数年、終焉を迎えつつあります。しかし、ここ2年で人々はよりポジティブな展望を抱くようになりました。現在、われわれは電子データをいかにビジネスにつなげるかに集中しており、電子データのマネタイズというアイデアが実際に開花しつつあります」。

 「The New York Timesは四半期の業績を公開し、実際に利益を出しています。これは最近では人間が犬に噛みつくような類の話です。The New York Timesはオンライン購読を販売開始し、それが急に売れるようになりました」。

 The Timesの部数は過去1年で平日の電子購読によるトラフィックで10万ほど、日曜版の電子購読によるトラフィックで6万ほど増加した。ほかの大手紙の一部も平日版と日曜版の購読数増加を報告している。

 「Christian Science Monitorは売り上げの増加を公表しています」とグロス氏は続ける。「同紙は数年前に印刷版の発行を停止してからトラフィックの増加を見ています」。

 電子新聞の魅力はかなり明白だ。印刷および配送コストが掛からず、購読者へのリーチは印刷版の配送あるいは販売と比較すると広範囲だ。さらに、非常に専門化されたコンテンツ群は読者層に対してカスタマイズできる。

 不幸なことに、電子版の隆盛の陰で購読料だけでは賄い切れない編集および制作コストを補うために定期刊行物が収益の柱としている広告収入は下がっている。例えば、The New York Timesは過去1年の印刷版の売り上げが7.2%下がった。

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