Androidタブレット市場でAmazonの「Kindle Fire」が2位の「Galaxy Tab」を大きく引き離す54.4%のシェアを獲得した。
米調査会社のcomScoreは4月26日(現地時間)、Androidタブレット市場でAmazonの「Kindle Fire」が2位の「Galaxy Tab」を大きく引き離す54.4%のシェアを獲得したとする調査レポートを公開した。
2011年12月に発売されたKindle Fireは、発売当時から好調に販売台数を伸ばしているが、comScoreによると、Androidタブレット市場におけるシェアは2011年12月の29.4%からわずか2カ月ほどで54.4%となった。
製品名 | 2011年12月 | 2012年1月 | 2012年2月 |
---|---|---|---|
Amazon Kindle Fire | 29.4% | 41.8% | 54.4% |
Samsung Galaxy Tabファミリー | 23.8% | 19.1% | 15.4% |
Motorola Xoom | 11.8% | 9.0% | 7.0% |
Asus Transformer | 6.4% | 6.2% | 6.3% |
Toshiba AT100 | 7.1% | 7.0% | 5.7% |
Acer Picasso | 6.0% | 5.2% | 4.3% |
Acer Iconia | 2.8% | 2.6% | 2.1% |
Dell Streak | 2.2% | 1.7% | 1.3% |
Lenovo IdeaPad Tablet K1 | 0.7% | 0.9% | 1.2% |
Sony Tablet S | 0.9% | 0.8% | 0.7% |
その他 | 8.9% | 5.6% | 1.6% |
Androidタブレットの中では突出したシェアを持つKindle Fireだが、タブレット市場全体ではAppleのiPadがその上を行く。米調査会社のIDCが3月に発表している2011年第4四半期(10〜12月)のタブレット市場シェアによると、Appleのシェアは54.7%、Amazonは次点で、そのシェアは16.8%だ。ただし、Appleのシェアは第3四半期から6.8ポイント落ちている。
こうした好調さを受け、Amazonが4月26日(現地時間)に発表した第1四半期(1〜3月)決算は、売上高が前年同期比34%増の131億8500万ドルと伸びている。
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