角川グループホールディングスは、2012年3月期の通期連結業績を下方修正。ライトノベルやコミックスなど書籍関連は好調に推移したが、雑誌とシネコン事業が予想を下回ったため。
角川グループホールディングスは4月23日、2012年3月期の通期連結業績を下方修正し、最終利益が当初予想から44.6%減の36億円になる見通しだと発表した。売上高はメディアファクトリーの買収により53億9000万円増加したが、営業利益は当初予想から28億5000万円減の56億5000万円、経常利益は予想から29億円減の59億円になる見通し。
書籍関連ではライトノベルやコミックスを中心に好調に推移したが、雑誌は東日本大震災以降市場環境が悪化し販売部数が急減、返品率が上昇した。また、シネコン事業も入場人員、興行収入とも過去10年間で最低水準となる中、予想を下回る興行収入となった。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
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前期実績 | 1400億550万円 | 77億9300万円 | 85億7200万円 | 63億6700万円 |
当初予想 | 1420億円 | 85億円 | 88億円 | 65億円 |
今回修正予想 | 1473億9000万円 | 56億5000万円 | 59億円 | 36億円 |
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