コラム
» 2012年03月21日 11時30分 UPDATE

これからの「タブレットOS」の話をしよう

タブレットシーン全体はあらゆる側面でApple iOSとGoogle Android OSに二分されたまま、両OSの支配が続いている。この現実を踏まえ、タブレットOSの今を考えてみたい。

[Sovan Mandal,Good e-Reader Blog]
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 OSの選択という点でいえば、現時点でのタブレット市場はかなりシンプルだ。利用できるOSがiOSかAndroidに限定されているからだ。RIMのPlayBook OSも選択肢だが、市場での存在感はiOS、Androidに比較するべくもない。また、RIMがかなり改善されたPlayBook OS 2.0をリリース後、PlayBookタブレットPCに対する支持は広がったが、タブレットシーン全体はあらゆる側面でApple iOSとGoogle Android OSに二分されたまま、両OSの支配が続いている。

 さて、iOSといえば厳格な規制を強いており、しばしばApple OSのアプリ開発者を悩ませているようだが、Androidはハードウェアメーカーとアプリ開発者の両者にとって非常に自由度が高い。しかし、それぞれに長所、短所があり、タブレットを購入しようとしている人はまずどちらが自分に合うのかを結論付ける必要がある。

 iOSは、アプリ開発者がApple Storeに開発したアプリを並べるために従う必要のある厳しいルールと規制によって、より厳格に支配されている。これによりAppleはより行き届いた品質管理を行うことができ、ユーザーが何か不具合を発見した場合は唯一の管理者であるAppleに駆け込めるという点で安心感がある。iOSのアプリ開発者はAndroidの開発者と比較して、デバイスの仕様が広く知られている特定のデバイス向けにコードを書けばよいので、より有利だ。

 Androidの場合、これらは当てはまらない。なぜならスクリーンサイズが7インチから10インチまで幅広く、Android OSが稼働するデバイスは山ほど存在するからだ。これは開発者の懸念点でしかないが、Androidタブレットはmicro SDスロット、HDMIポート、micro USB、FlashサポートといったiPadにはない機能を誇り、消費者には受けが良い。とはいえ、ユーザーがアプリを使用中に問題に遭遇した場合、Googleも開発者も責任をなすりつけ合えるので、満足度が最大の体験とはいかないかもしれない。しかし、開発者にとってルールが少ないということはより創造性を発揮できることを意味する。同時に、App Storeでは比較的起こる可能性は低いが、誰かがウイルスを拡散する意図でアプリを開発した場合、責任を取る人は誰もいないだろう。

 では、タブレットデバイスの成否は可用性やアプリの品質に依存するのだろうか?

 これこそがタブレット領域全体および関連するエコシステムが現在拠って立つ優位性となっているようだ。Appleは最近、自社アプリストアの250億ダウンロード達成を明らかにした。これは顧客の嗜好(しこう)性という点で輝かしい記録だ。また、新しいiPadで、ユーザーに最も訴求するのはその素晴らしいディスプレイで、それによりアプリはより生き生きと動作する。すでにiPadで最も人気となっているゲームアプリではなおさらのことだ。タブレットはアプリをなめらかに動作させるための仕様を常に備えていたが、アプリの多様性だけでなくApp Storeでの入手の容易さもiPad大成功の最大要因の1つとなっている。

 Googleは最近、Google Playの名の下にリブランド化されたAndroid Marketを再生中だ。Androdタブレット陣営はiPadの一人勝ちを常態化させないためにより優れたデバイスを開発中だ。しかし、それを達成するために、Googleがタブレット領域でiOSといい勝負をしたいと思うのであれば、GoogleはAndroid OSの開発にてこ入れを図る必要がある。今年後半にリリースされる予定のWindows 8も順調に開発が進んでいるようなのでも順調に進んでいるようなのでなおさらだ。Androidをより普及させるために同OSを稼働するタブレットデバイスに対して、Androidはコードネームと同じく美味しいOSである必要がある。

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